新刊。お知らせ。

001003_2発売中、鎌倉のインディーズ出版社・港の人から四月と十月文庫7『理解フノー』…クリック地獄

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◆連載中 東京新聞、毎月第3金曜日、「エンテツの大衆食堂ランチ」…クリック地獄

◆連載中 美術同人誌『四月と十月』4月と10月発行、「理解フノー」…クリック地獄 004005

◆『大衆めし 激動の戦後史:「いいモノ」食ってりゃ幸せか?』ちくま新書から発売中。よろしく~。もくじなどはこちら…クリック地獄

◆好評『SYNODOS-シノドス-』――『いいモノ』食ってりゃ幸せか? われわれはみな〈社会的〉に食べている 五十嵐泰正×遠藤哲夫は、こちらでご覧いただける。…クリック地獄

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2020/04/01

東京新聞「エンテツさんの大衆食堂ランチ」は休載。

3月になってから身体の不具合が顕著になり、しだいにとくに夜は痛みが激しく眠れない状態が続いた。寝不足で、身体に力は入らないし、食欲は低下、どうにもならない。ぼーとした身体と頭で、依頼のあった原稿と、次の本の原稿を書いていた。

27日(金)にアレかなと思われる専門の町医者へ行った。やっぱりアレだったようで、血液をとり、薬をもらい、一週間後の4月3日(金)の再診予約をして帰った。

帰りには、大宮いづみやで一杯。コロナ騒動にも関わらず、老若男女、昼間からけっこうなにぎわい。ま、「意識低い系」ってことでしょうかね、おれもその一人。

30日(月)の朝8時半ごろ、医者から電話があり、血液検査の結果がかなり悪いので、総合病院を紹介するから急いで精密検査を受けた方がよいといわれ、午後に紹介状を受け取りに行った。親身に親切な医者。

31日(火)、きのうか。紹介された総合病院へ行き、9時ごろ受付をすまし待つ。10時半頃から怒涛の診察と検査。担当の女医がカンドーの声をあげるほどの患部の状況、この日にできない、MRIは3日(金)、来週に2泊3日の検査入院、という段取りの予約などをすまし14時ごろ開放された。

来週には東京新聞の連載の締め切りがあるし、どのみちしばらくは無理のようだから、このさい連載打ち切り終わりしようと担当者に電話。担当者は、では休載ってことにしておくので、またよくなったら続けてくださいという。はあ、まあ、そうなるといいですね。

もらった痛み止めのおかげで、とりあえず夜も眠れて、原稿を書くのも楽になったが、来週の検査入院の結果が出ると、はて、どうなるだろうか。

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2020/03/30

「とは何か」

「食生活」という言葉がしめすように、「生きる」と「食べる」と「食べ物」は、日常で切り離しがたく一体であるのに、80年代以降の中央の出版物やメディアではとくに、「食べ物」だけが切り離されて取り上げられる傾向が盛んだった。

それは、1982年の「おいしい生活」が象徴するような80年代ぐらいからの大きな流れになった、平和な暮らしも経済の発展も生活の質も「よりよい消費」からという思想と深い関係がある。

景気がよかろうが悪かろうが、「いいもの」「いいひと」「いい物語」を追いかけて、メディアの表層を覆った。まだ懲りずに続いているし、というか、ほかの方法が考えられなくなったのか。

そして、いま、新型コロナウイルスによって、「生きる」「食べる」「食べ物」が、世界的規模で同時に大きくゆれている。

こんなときだから、「生活」について、たくさん考えることがある。

すでに何度も書いているが、1970年代中頃に江原恵と「生活料理」にであって以来、「生活とは何か」×「料理とは何か」=「生活料理とは何か」にハマってしまった。

「とは何か」に正解が欲しいわけではない。正解は一つではないし、「とは何か」を問い続けることで見えてくることがある。それを積み重ねていくことで、「これから」の流れが育まれるのではないかという考えの、「とは何か」なのだ。

ほかにも、「近代日本食のスタンダードとは何か」とも言ったりしている。これも正解が欲しいわけじゃない。

「とは何か」を問い続けることで、ああでもないこうでもない、ああでもあるこうでもある、あれこれ考え、一緒の布袋に入れて吊るしておくと、したたり落ちるものがある。「垂れみそ」の原理のようだが。

迂遠のようでも、こうすることで、メディアの表層にあふれる、結論を急いで短絡した軽率で浅薄なオシャベリを回避することができるし、複雑な状況に対処する思考力が育つのだと思う。

ようするに、いつもどんなことも「日頃」の延長にあるのだから、「とは何か」を問い続ける「日頃」が大事ってことだ。

当ブログ関連
2015/06/10
「生活」とは、なんじゃらほい。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2015/06/post-7723.html

2007/04/05
1980年―81年の生活料理の幻
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2007/04/198081_9d29.html

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2020/03/19

東京新聞連載「エンテツさんの大衆食堂ランチ」88回目、赤羽・自由軒。

20200117

だいぶ遅れてしまった。今年の一回目、1月17日(金)の朝刊に掲載の分だ。

もちろん、すでに東京新聞WEBサイトでご覧いただける。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/gourmet/lunch/CK2020011702000179.html

赤羽の自由軒は、おれ好みの一軒で、けっこう行っているし、赤羽在住の知り合いからは「あそこ、載せないの」といわれて、「優先順位があるから」なーんてテキトウなことをいって先送りしていたのは、ほかに先に載せたい食堂があるからではなく、おれ好みなので後回しにとっておきたいという気分だったからだ。

だけど、おれの急速の老化からすると、この連載を今年一年続けられるかどうか自信がない。そこで、今年の一回目にした。

おれ好みを、本文にこう書いた。「常連さんが描いたという額装のない絵がたくさん、カレンダーが数点も、壁を埋めている。その光景は、地域の人たちの「たまり場」「休憩所」といった感じで、妙にくつろぐ。このように地元に生きる姿そのままの食堂は、本当に少なくなった」

と、これではまだその雰囲気は伝わらない気がしているけど、カレンダーにしても常連が持ち込んだもので、ほかにも誰の好みかわからないものがいろいろあり、美的なものは一つもないのだが、エントランスからしてキチンと商売の空間に仕立てるのではなく、成り行きでこんなぐあいに店と街と客が混じりあって生きてきましたという感じが濃厚に漂う空間なのだ。赤羽の街の猥雑感がしみ込んでいるような。

そして、中華洋食中心の料理のほうは、なかなか普通にうまい。食べ終わると、底に店名が入っている器を使っている。

どういう人が料理をつくっているのか、いつも気になるのだけど、厨房は上の階にあって、料理運搬用の小さなエレベーターが運んでいるから、姿は見えない。その「謎」さ加減もいい。

「謎」といえば、以前に掲載の赤羽の「暖母」も「謎」だ。赤羽の面白さは「謎」だね。

とりあえず、そういうことで。

近頃は、長年誇ってきた「快食、快便、快眠」のペースが維持できなくなり、やはり長年67キロ前後で安定していた体重が減っている。身体的なしんどさを感じる日々、本当にこの連載をいつまで続けられるのだろうという感じだ。

何をやるのも面倒で、ブログなんかどーでもいいの気分だけど、次の本の原稿だけは、なかなか面白いこともあって、コツコツ進めている。でも、すぐ疲れるからね~、文章は次々浮かんでも、パソコンに向かう体力が追いつかない感じだ。

やれやれ。

食うのも、書くのも、体力勝負だ。

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