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2003/01/31

四條流

一昨日の「アサヒグラフ」のことだが記憶で書いていたので、現物を探して見つけた。詳しく紹介しよう。

先日、知人がアーティストでグルメな家庭に呼ばれ、ハト料理つまり「本格的なフランス料理」をごちそうになって、とてもうまかったといった。もちろん、そのご夫婦がつくったものである、かれらはイタリア料理やフランス料理が上手で知られている。そういう、ある種余裕があり料理に関心の高いひとたちが、なぜ「本格的な日本料理」をつくろうとせず、フランス料理やイタリア料理に流れるのか。それは「外敵の進出」や「日本人の堕落」に原因があるよりは、日本料理自身に問題があると見ることができるし、それはまたかくも簡単に日本料理が衰退し大衆にそっぽをむかれた一因でもあると思える。その源、めったに一般のひとたちは知る機会がないのだが。

アサヒグラフ99年2月22日号。表紙を飾る写真。衣冠束帯の男が、大きなまな板の前で、右ひざをたて右手に「庖丁刀」といわれるものをかざし、左手の「真魚箸(まなばし)」といわれるもの、先をまな板に立て、顔は庖丁刀を仰いでいる。まな板の上には、鯉の頭の切ったのや、他の部分の切れ身が、わけありげに配置されている。そして、雑誌タイトル文字の5倍以上もありそうな大きな活字で、「四條司家 日本料理道庖丁道の精華」とあるのだ。

庖丁をかざしているのは「四條司家41代当主 四條隆彦」さん。一昨日は、高橋家の当主と書いてしまったが、ま、じつは、ごたぶんにもれず伝統芸なるものは、それを守ると称している家のごたごたがあってややこしい。四條流もいくつか流派があるし、われの家こそは正統という感じで勝手に系譜をつくってしまうし、高橋家が古い本家本元のはずなのだけど、どうなっているんだろうね、調べてみますわ。とにかく、「四條流」は、日本料理界に君臨してきたことだけは確かだ。

表紙を開けると、またもや一枚写真で、庖丁刀の大写し。活字の文言は、表紙と同じ。ずいぶん念が入っている。

そして、つぎの見開き、右ページの写真は、「四條流庖丁儀式」の写真である。そして、その左ページに「四條家流庖丁書」の絵写真と「41代隆彦による『龍門の鯉』」なる写真。まだ料理の写真はない。この本文の最初にあたる位置に、庖丁儀式がくるところに、四條流が君臨する日本料理の特徴がある。

文字制限があるから、続きは明日。

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