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2003/10/10

あなたもグルメ評論家!騒動記2

ノートには、こうある。
………
「グルメ評論」は、食事あるいは食生活の全てが対象になる。「グルメ」という言葉は、いまやとくに「美食」をさすわけではなく、単に「食べること」「食」といった意味しかもたないことが多いからだ。

そして「グルメ評論」はまた、グルメたちをも評論の対象にする。そもそもグルメたちは言いたい放題野放し状態であり、彼らが店や料理を批評するように(まっとうな批評などないにひとしいが)彼らを批評の対象にしなければならない。批評がグルメの成長をもたらすはずで、いまのような野放し状態では、グルメはスカな存在になるばかりでなく、ただでさえ問題の多い食の現状を、さらに悪くするものでしかない。

でよ!グルメ評論家。

俺が「あなたもグルメ評論家」を思いついたのは、こんなことがあったからだ。

彼女はカワイイ女であったが、グルメを自認していて、それは単に「有名なモノ食べ歩き」ぐらいの意味らしいのだが、あちこち有名な店やモノを食べ歩いているそうだ。そして彼女は関西生まれで最近上京し、ある飲食店で生まれて初めて深川丼を食べたそうである。

で、俺は彼女のカワイイが、あまりオリコウソウではない顔、どう私ってカワイイでしょ、というふりをする顔を見ないように尋ねた。「で、味のほうは、どうだった?」

すると、彼女は、「私は、まだ本場の深川で食べたことがありませんから、お味の判断できないのです」と言ったのだ!

そ、そんなバカな、おまえはバカか、本当のバカかと、俺は彼女の顔を見た。彼女は本当にバカな顔をしていたが、しかし、そのように「本場」や「元祖」を「本物」としてありがたがるのは、今日的グルメの特徴なのだろうと思った。しかし、近代的な存在のはずのグルメ、つまり自己の確立がなされているはずのグルメが、本場のものを食べてみないと味の判断ができないとはナニゴトか。

自分がないのか!おまえは!クソ!

…………
以下、彼女に対する悪態が思いつくかぎりの、見事に汚い言葉で述べられているのだが省略する。とにかく、それがきっかけで、作者は、真のグルメ評論家の出現を意図して書き始めたということらしいのだ。

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