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2003/11/15



「元祖」や「本場」にならんで多いのは、「本物の味」という言葉だ。いったい、自分の料理を「本物の味」なんていうひとは、自分で何をいっているかわかっているのだろうか。おれは「本物の味」なんていう言葉をつかって自分の料理を説明するような料理人や店は信用しない。

たとえば山にはえているキノコは、「自然の味」「自生きのこの味」ということはできても、それでも、味の表現になっているとはいえないが、まるで根拠のないことではない。しかし、人間が育てた鶏の肉を、しかもタレかなにかをつけて焼き、「本物の味」なんていうのは、まったくおかしい。正確に、その味を表現してもらいたいと思うし、正確に表現できないようなひとが料理をつくり、「本物」だと偉そうにするなんて、ばかばかしくてお話にならない。

「本物の味」という表現は、1970年代の初頭からはやりだした言葉だが、どうして、いつまでもこういうことが続くのかね。

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