考えなきゃね
昨日の「女の立ちション」だが、念のために言っておくけど、お尻を丸出しにして人に見られる心配なく、できる。洋服では無理だろうが、和服なら、可能なのだ。
それはともかく、有機栽培には、たい肥が必要だ。人糞をムダに捨てているイマ、たい肥はどうしているのか。手元にある雑誌に、魚沼産コシヒカリを有機栽培でつくっている農家の話が載っている。「有機といっても養豚や畜産をやっていないと、なかなかできるもんじゃありません。うちはたまたま養豚をやっているもんで、豚の糞とか、八海醸造から分けてもらうビールのカスだから、いい堆肥ができるようになりました」
このひとの場合、その養豚のエサがなんであるかわからないが、抗生物質などを混ぜた人工飼料なら、たい肥といっても、むかしのたい肥とは大分ちがうだろう。いま養豚の80パーセントぐらいは、抗生物質をタップリ含んだエサを使用している。
あまり問題になっていないが、養鶏所から大量に出る鶏の糞は、肥料会社で有機栽培用の肥料になる。先日来鳥インフレンザで騒がれている鶏舎のように大規模経営のところは、ほぼ間違いなく人工飼料を使っているはずだ。となると、その糞を原料にしたたい肥は、はたして「安全」なのか、という問題が残る。
というぐあいに「安全」の問題は、なかなか難しい問題である。で、はてさて、近頃「有機栽培」が「安全」で「うまい」といわれるのだが、本当に、そうなのか考えてみる必要があると思うのだ。
おれのようなトシの人間が、むかしの野菜や果物はうまかった、という。たしかに、うまかった。いまのものは、うまくない。
そのうまくない一つの理由は、味が「均一化」しているということである。たとえば、ホウレンソウのおひたしなどは、まったくうまくないのだが、それはホウレンソウをゆでるときに、アクがでないほど、昔のものと違っていることに関係するだろう。そういうホウレンソウの問題は、必ずしも有機栽培かどうかではない。最近では有機栽培のホウレンソウも出回っているが、けっしてうまくない。つまり肥料の問題だけじゃないのだ。
いずれにせよ、有機栽培なら「安全」で「うまい」というアタマでは、考える力においてはなんら進化していないわけだから、いつまでたってもそのアタマにあったていどのものしか食べられない。
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