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2004/06/18

貧乏神にとりつかれたか

樋口一葉と野口英世の新札が話題になっているが、ぐうぜんにも、この半年ほどのあいだに、この二人と因縁の土地へ行っていた。そして、ザ大衆食のサイトにレポートまである。

塩山へは昨年の末に行った。「ヨダレな馬肉考と日の出食堂」
http://homepage2.nifty.com/entetsu/sinbun04/enzan.htm
ここには樋口一葉のことは書いてないが、塩山駅周辺をふらふらしているとき、やたら樋口一葉のポスターが目立った。なぜかなと思って、その文を見ると、樋口一葉の両親が、いまでは塩山市の一部になった山間の集落の出なのである。一葉の両親は、ま、ここで行き詰まり落ちぶれて江戸へ出て、がんばり、周知のように一葉のオヤジは、落ち目の士分の株を買って「武士」階級ということになるのだが明治維新でパー。どこまでも先の判断のきかない、貧乏神にとりつかれたような家族だ。一葉も、ついてないというか、貧乏くじの引きっぱなしで夭折。

野口英世は猪苗代の出身で、ここは先月行ったばかりなのだ。「駅前食堂考、猪苗代、会津」
http://homepage2.nifty.com/entetsu/sinbun04/ekimaesyokudou.htm
ま、野口英世も、貧しい土地の貧乏臭い話しかない男である。貧乏で不運だったからこそ残ったような話しかない。小さいときのヤケドもそうだし、カアチャンの苦労話に恩師の援助の美談。しかも、その死は、英世が薬品研究開発の会社に勤め、功をあせったようにして発表した病原菌に疑惑があって、それが間違っていたら、とんでもない事態になるところ。その確認に現地へ行き、どうやら自分が間違っていたらしいという感じのところで死ぬという、これまたついてない挫折でおわる。

どちらもトコトン「貧乏系」、陰陰滅滅の人生、ついてない人生のすえの、「功績」しかない。どうもこういう人たちが、札の「顔」になるというのは、日本もつきが落ちて、ますますヒドイ貧乏状態になるのだろうか。

だいたい、あのイラク戦争は、なんなのか。戦争の口実だった大量破壊兵器は見つからない、NYテロもフセインとの関係は証拠がない。ようするにブッシュのバカヤロウが因縁をつけて強盗行為をしただけじゃないか。その尻馬にのって、それがために外交官二人を犠牲にし、多額の税金を無駄に使っている小泉は、どういう責任をとるのか。アフガンからイラク、そしていまやサウジへと殺し合いが拡大している。まさにブッシュと小泉は、世界の疫病神の貧乏神だな。そういうご時世だから、一葉や英世が札の「顔」になるのだろうか。うっへー。

それにしても、グウゼンとはいえ、半年間にこういう因縁な土地に行ってしまうなんて、おれもいかに趣味が貧乏生活とはいえ、いやはや。どうせなら、もっと景気のよい札の「顔」がほしいね。田中角栄とか、ハイセイコーとか。

■連載。一緒に酒を飲んだことがあるひとサイト、新旧とりまぜて。
ま、貧乏神の話のあとだから、景気のよさそうな人と思ったが、やはりおれのまわりには、あまりいない。もしかして、サイトなどもっているのは、売れない貧乏人なのか?
せめて、なんですね、音楽でも。指先の魔術師、十弦ギターの名手、小川和隆さんのホームページ。
http://www.suerton.com/

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