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2004/06/27

「うまさ」を語る言葉を、どう獲得するか

そゆうわけで、と、「旬だからうまい」とか「今朝築地で仕入れてきたからうまい」とか「新鮮だからうまい」とか「とれたてだからうまい」とか「自然な味だからよい」とか、そういう前時代的な表現や言葉を惰性的に使うのではなく、「食べ物の味やおいしさをもっと自由に表現する新たなヴォキャブラリーを追求してみたい。おいしさを表現するということは、そこに新しいおいしさを発見することでもある。つまり、表現することでさらにおいしさは広がる」ということでね、新しい「研究所」がスタートすることになったのであるよ。

で、ま、それは人生や生活についてもいえるわけで、どんな言葉で人生や生活を考えるか、あるいはどんな言葉で人生や生活をうたうか、で、ちがうそれを発見できるのだなあ。ってことで、昨夜は、「なってるハウス」へ渡辺勝さんのうたを聴きに行った。

いやあ、前回は、アヤシゲさんと3軒ばかりハシゴしてから行ったので、かなり酔っていたのだが、今回は1人だったし自重して1軒だけで切り上げて行ったからね。もう今回は、おれの両胸の乳首がピクンと立ち、そのあいだを弱電流のようなものがピリピリピリとはしるのを感じたぜ。あの言葉と、妙に味のある独特のリズムというかメロディーだんな。

昨夜のプログラムは、この「live program 渡辺勝」に載っている。歌詞も見られる。
http://www12.ocn.ne.jp/%7Eatbb/liveprogram.htmlこのなかの、たとえば、「東京」という曲の、「飛び出せ 東京 はじけろ 東京 二人の 東京 花の都」というくだりの歌詞なんか、じつにアナクロっぽいというか、ここだけ見たら陳腐な昔の演歌っぽいものだろうが、こういうところはじつに独特の調子でうまくうたうんだなあ。とうぜんながら、演歌にはならんのだよね。

そして、一方「オー 誰もが 路地裏に体を預ける こんなにも時が ゆっくり過ぎるなら晩餐は終わらないさ」なーんていうセリフが、じつに新鮮で、オイ、ありきたりの表現で「下町論」を語っているやつら、ちったあ、下町の下谷の「なってるハウス」へ渡辺勝さんのうたでも聴きに行け、という気分なのさ。渡辺勝さんの、ほかの歌詞も見られるから見てください。

ああ、しかし、昨夜は、有馬忍さんのギターとうたも、よかった。サックスとハーモニカの川下直広も。この3人は、のりにのって、もう「サマータイム」のときは、パッションパッションパッション、というかんじでしたな。わたしゃ、堪能しました。優秀な楽団を買い占めて1人酒宴をはるような、じつにゼイタクなときをすごしましたのです。

で、7月2日の西荻「アケタの店」30周年にも、渡辺勝さんのうたを聴きに行くことにした。
http://silballad.blogtribe.org/

ようするに「うまさ」を語るボキャブラリーを、どう獲得するかが、「ふだんのおいしい生活」のために必要なのさ。

ああ、今日は、コーフン気味。シラフだぜ。料理と音楽は、じつに関係が深いのだ。そのことは、またいずれ。

おおっ、いま調べたら、7月23日に、この渡辺、川下、有馬の三人のライブがある、行きたいなあ。
http://dryriverbed.seesaa.net/category/24772.html

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コメント

うへー、渡辺勝さん、じきじきのおでまし、ありがとうございます。

本当に、昨夜は、楽しかったです。
7月2日は、とにかく行きます。ピアノもギターもよいですしね。

投稿: エンテツ | 2004/06/27 23:10

 昨日はどうもありがとうございました。とても楽しい一日となりました。
 7.2はピアノとギターを弾きに行きます。この日は歌いません。
 7.4は川下氏他とやっているエミグラントというバンドで歌います。
 ではまたの日に。

投稿: 渡辺勝 | 2004/06/27 19:35

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