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2004/09/23

サンマの階級とスーパーの階級

いつも、100円のサンマを買っている。いや、100円のサンマしか置いてないスーパーで買い物をする。今日は、気分がいいしカネも入ったしよいクソしたいから、150円のサンマにしよう、と、思ったら、別のスーパーへ行かなくてはならない。一生に一度ぐらいは、400円のサンマが食べたい、と思ったら浦和の伊勢丹の地下へ行かなくてはならない。

むかしの町の魚やなら、100円クラスから400円クラスまで揃っていることはなくても、店先で100円とプラス数十円ぐらいのあいだのモノの選択は可能だった。1960年代にコールドチェーンといわれる、生産から家庭までを冷凍冷蔵で流通するシステムが普及して、スーパーが生鮮モノに力を入れるようになった70年代以後、魚やは減り、魚やがなくてもスーパーだけで成り立つ町ができ、そして、100円のサンマしか置かないスーパー、150円のサンマしか置かないスーパー、400円のサンマしか置かないデパートというぐあいになったのだなあ。

おれが日常的に買い物する地域には、サンマの階級でいうと100円クラスと150円クラスと200円クラスの三階級のスーパーがある。ただし、サンマの値段は、150円と200円の差はなく、150円ぐらいだが。客単価平均が3階級ぐらいにわかれるということだ。おれはいつもイチバン安い店で買って、ときたま150円クラスでも買う。200円クラスは見るだけで買わない。ということだね。

むかし、魚やでよく買ったころは、魚やのオヤジに「ダンナ今日はこっちがいいよ負けておくからこっちにしなよ」なーんていわれると、ほかの客の目を気にして、高い方を選び、何日も後悔をし魚やのオヤジをうらみ、だけどまたそのオヤジの言いなりになるという、精神衛生によくない生活をしていたものだが、いまじゃそういう気遣いもなく、堂々と地域最下層のスーパーで気分よく買い物している。

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