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2004/09/06

戦前の納豆ライスカレー

やややのや、「納豆ライスカレー」というのは、戦前の本に登場するのだ。これは、町田忍さんの『納豆大全』にのっているのだろうか? 読んだことがないので知らないが。

『最新 納豆製造法(第二版)』だ。タイトルが右から左へ。昭和12年発行、二版の本書は、17年発行。発行元は東京市神田区錦町の明文堂。定価、80銭。本文98ページ。著者、村松舜祐、成瀬金太郎。

第九章が「納豆の食用」。「第一節 納豆の食用季節」だね。そういやおれがガキのころは、夏にはフツーの納豆は食べられなかったな。「夏納豆」というのがあって、糸をひかないやつ。

で、「第二節 納豆の食用法」だ。最初の「即席納豆」は、「納豆を適当な器物に移し、醤油を適宜に加え強く攪拌後温い飯に添えて食用する」だ。以下、卵納豆、納豆味噌漬け和え、納豆の卸し和え、納豆アミかけ、納豆紫蘇かけ、トロロ納豆、納豆及び葱の七味和え、納豆汁、とあって、つぎが、「納豆ライスカレー」だ。「納豆を油(バター又はラード)及び玉葱と共にフライ鍋に入れていため、カレー粉を水又は牛乳で適当の濃さに溶きて加え、ライスカレーとして食用する」

ふーむ、これは、納豆を肉の代わりに利用する思想か。ふーむ、となると、「納豆ライスカレー」という名称が、戦前からあったというだけではなく、納豆を肉の代わりにする、動物タンパクのかわりに植物タンパクを利用する、豆腐ハンバーグに通じる思想があった、ということになるのだろうか? ややややのや、オモシロイ。

納豆ライスカレーのあとは、納豆オムレツ、なんと!これは最近どこかの大衆酒場で食べたし、自分でもつくったやつではないか。それから納豆サンドウィッチ、千納豆、納豆嘗味噌、である。

ところで、納豆ライスカレー、実際には家庭では食べられているのだろうか?
「納豆カレー」で検索すると、いろいろヒットしますなあ。
あなたの場合は、どうでしょうか。

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コメント

ははあ、なーるほど、それはいいテですね。翌日になると、具がほとんどない、だけど汁はウマイ状態になるから、そこに納豆! なーるほど。さらに、卵! うーむ、簡単な「スタミナ料理化」ですなあ。こんどやってみましょう。コメント、ありがとうございます。

投稿: エンテツ | 2004/09/07 20:38

我が家でも、納豆カレーを時々食べます。それは、前日の残りを煮返したときに共に供される場合がおおいですね。最初の日はやはりカレー本来の味を確認したいのですが、翌日以降のバリエーションとして、卵、納豆、ソースがけというオプションが考えられます。

投稿: Take | 2004/09/07 14:17

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