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2004/10/23

「エンテツ猥雑体」さえわたる川崎屋冷しみかん登場

『大衆食堂の研究』復刻HTML版は、いよいよ「放浪編」の第1話、東京は江東区亀戸の「川崎屋」の登場だ。http://entetsutana.gozaru.jp/kenkyu/kekyu_3_01.htm

冷しみかんがあった、豆腐いためがあった。
「下町」というより「場末」といったほうがよい地域に生きのびてきた「川崎屋」のジャンクぶりにトコトンせまる「エンテツ猥雑体」の文章は、もう芸術だね、アートだね。って、バカいってんじゃないよ、こんなシロウト文章を読めるか、って怒って送り返してきた人がいるってのにな。

だけどな、その一方で、この本を読んだ某出版社の社長が、「この人に純文学を書かせてみたい」と編集者にいって、その編集者がおれに会いに来て、「純文学書いてみませんか」といったのも事実なのだ。ウヘッ、おれは、純文学なんか知らねえよ、小説も詩も書けないよ、ってな話で終わったが。そういわずに、気が向いたら書いて。といわれて、あの話、どうなったかって、おれが書く気ないんだからしょうがないだろ。だいたい、その話忘れていて、イマ思い出したのだ。

ま、おれは、もしかすると、天才アラーキーの写真のような文章を書いてるのかも知れないな。天才は凡人には、なかなか理解されない。というほどの話ではなくて、ようするにファミレスなみのサービスを洗練だのなんだのと喜んでいる感覚で、エンテツ猥雑体を読んだら、そりゃオゲッというものだろう。大衆食堂はシロウトだからいいのだよ。シロウト芸を洗練させると、どうなるか。猥雑体なのだよな。洗練はファミレスじゃなくて猥雑な川崎屋にアリ。

その川崎屋は、いまどうなってるのかな。その後、建てかえになって、冷しみかんは消えたが、ほかのメニューはそのままでやっていた。豆腐いためもオムライスも健全に残っていた。しかし、昨年夏、その前を通ったら、どうも営業している感じではなかったのだが。はて?

とにかく、この『大衆食堂の研究』を書いた頃の川崎屋の店内の写真は撮ってあって、ザ大衆食のサイトに掲載してある。いやあ、いい猥雑空間!おれの文章みたいだ。
http://homepage2.nifty.com/entetsu/kawasakihiyasimikan.htm

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