« なんだか神戸へ殴りこみ「幻堂百年祭」 | トップページ | 飲食店評価ガイドと料理評論のあいだ »

2004/11/19

「東京いい店うまい店」

こんどのBOOKMANの会では短い発表をすることになっているので、文芸春秋社から1967年発行の「東京いい店うまい店」を、山本益博さん登場前夜という角度からみてみようかなと思って、その古い本を取り出して、ときどきパラパラめくっている。

この本は80年ごろから年次ごとに発行されてきたわけだが、70年代、それから山本益博さん登場後の80年代もお世話になった。じつは、おれは、ほとんど自腹ということはなかったけど、食品や飲食のマーケティングという仕事柄、経費もバンバン使えたし、けっこう高級店もイヤイヤ食べ歩いていたのだ。あの「マキシム・ド・パリ」もちろん、「クレッセント」「ラ・セーヌ」「レカン」……もちろん「吉兆」「辻留」、ああ、まだ柳橋に料亭があった時代だ。とかとか、でもナゼか夜明けは新宿のションベン横丁や小田急・京王デパートの軒下で迎えるというかんじだったね。よく野宿して朝になりました。

それはともかく。ま、それで、将来マットウな日本の食文化史が書かれた場合、この「東京いい店うまい店」と、山本益博さんの「東京 味のグランプリ」は、必ず正当に評価され歴史に残ると思っているのであります。なぜかというと……という話をしようと思っているのだが。はて。

ま、ほかに何人かのホンノ少数の方の著作を除いては、この2つの書の亜流陳腐化にすぎないのだね。そういう意味では「B級」の分野は、ヒドイと思う。しかし、これからは、わからない。なかなか有望な人材が育ってきているようだし。WEBの世界を見ていても、期待できる。ま、これまでの「東京いい店うまい店」と「東京味のグランプリ」の時代は、先駆期であって、これからが成長・開花の楽しみというわけだ。

ところで、この最初の1967年発行の「東京いい店うまい店」は、「味覚の権威19人が厳選した」ことになっている。狩野近雄、古波蔵保好、東畑朝子、安藤鶴夫、飯澤匡、池部良、犬養道子、永六輔、江上トミ、川喜多和子、キノトール、木下和子、戸部晃、橋本豊子、原勉、三木鮎郎、六浦光雄、村島健一、村山光一。思い出せないひともけっこういるし、生きているのか死んでいるのか……。


|

« なんだか神戸へ殴りこみ「幻堂百年祭」 | トップページ | 飲食店評価ガイドと料理評論のあいだ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30930/2008843

この記事へのトラックバック一覧です: 「東京いい店うまい店」:

« なんだか神戸へ殴りこみ「幻堂百年祭」 | トップページ | 飲食店評価ガイドと料理評論のあいだ »