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2004/12/17

「ぶたかつ」ト「とんかつ」

「豚汁」と書いて、関西じゃ「ぶたじる」で、関東じゃ「とんじる」というように、関西は「豚」を「ぶた」と、みもふたもない読み方をする。というのが、常識になっているようだ。

ところが、先日、幻堂百年祭の会場と阪急六甲駅のあいだにある「とんかつ屋」に入ったら、店の看板にも「とんかつ」とあったが、店内のメニューには、「ぶたかつ」と「とんかつ」の両方があるのだ。

これはどうしたことか、どこがちがうのか店の人に聞いた。すると、「とんかつ」というのは肉厚で、「ぶたかつ」というのは肉が薄い、という違いだそうである。それは、この店だけのことなのか、関西ではそういうことなのか聞くと、この店で勝手にやっていることだという。値段の差は、ほとんどない。

関西の大衆食堂でよくみかける「ぶた天」がある。ぶたの天ぷらで、東京では中華料理店にはよくあるが、関西ではフツウに大衆食堂でみかけることがある。1960年代中ごろだが、おれは就職した会社で一年間大阪に長期出張になって、初めて大衆食堂でぶた天を食べ感激し、しょちゅう食べていた。

「ぶた天」は豚肉の薄切りの天ぷらだから、もしかして「ぶたかつ」は、そこからの連想かなと思った。いずれにせよ、肉の厚さで名前を変えるというのが、オモシロイ。上下関係が好きな人なら、「上カツ」と「並カツ」とかにわけるのじゃないだろうか。

しかし、「豚足」は、やはり関西でも「とんそく」なのだなあ。いずれにせよ明確な東西の差異ではなく、食文化的には枝葉のことである。


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