紙メディアの魅力
さきほど、退屈男さんのブログを訪問したら、「個人メディアの時代だ」のタイトルで、1999年発行の『ミニコミ魂』の感想に続いてアレコレ書かれて、最後に「でも、やっぱり紙メディアの魅力もすてがたいよナァ」とあった。最近考えていたことなので、おもわず触発されコメントを書き残した。
HP「ザ大衆食」は、タイトルページに「遠藤哲夫が勝手につくるWeb版「ザ大衆食」」とあるとうり、紙版「ザ大衆食」から始まっている。最初は「大衆食の会通信」というタイトルだった。ワープロと手書きの切り張りをコピーして作った。ここに一部を転載している。
http://homepage2.nifty.com/entetsu/kai.htm
HP「ザ大衆食」を開設した当時は、紙版も発行を続けるツモリだったが、ナントナクこれでいいやという気分に流されてしまった。しかし、コレを今年は再開する!と決意している。
インターネットやっているひとは増えたが、やってないひとがたくさんいる。しかも大衆食の会の会員は、やってないひとが圧倒的に多い(3分の2のひとがインターネットを利用してない)。紙版を望む声が前からあったのだ。
それで気がついたのだが、やはりHPはひとりよがりに陥りやすい。それはバーチャルなメディアが本質的に持つキケンだと思う。とくにブログになって、よけいその傾向があるのだが、ブログの場合「編集作業」はないにひとしいし、HPの場合でも紙版と比べると「編集作業」はかなり雑になる。詳しくは書かないが、そのことによるマイナスは大きい。
しかも、バーチャルなメディアであるがゆえに、編集作業を経由しないイイカゲンなコトが、まるで普通であるかのように流通し、自分もそのことに鈍感になっていくキケンがある。何度か遭遇したが、前に書かれてあったことが同じ文中で、語句の訂正ぐらいならよいが、まったく違う内容に書き換えられたり、前の文がわからないように削除されてしまうということがある。つまり文章の存在自体がバーチャルで軽い一過性のものと、覚悟してつきあわなくてはならない。こうなるとメディアとしての信憑性にも関わる。こんなものとだけつきあっているのはキケンだという気持になる。
あと自分の手ごたえというのかな、紙メディアは「本当に好きな人」とつきあえる、できあがったときも含め自分の充実感が大きいなど、イロイロ考えさせられることがある。
自分が読者の立場では、やはりWEBで「読む」行為は、おれは「生活読書」という感覚を大事にしたいのだが、そういう「読書」の感覚からはほど遠い。
もちろん、ブログにはブログのよさがある、「でも、やっぱり紙メディアの魅力もすてがたいよナァ」 ということで考えると、こういうことをツラツラ思っていたので、今年は最低年に1回ぐらいは紙版「ザ大衆食」を発行しようと、低いハードルを自分に課している。
もうひとつ、まったく別の新しい紙メディアを準備していて、これはいまテープおこしの最中だから、こちらの方が先に発行になるかも知れない。
おっと時間だ。
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それゆけ30~50点人生。
コメント
紙の場合は、とくに個人のミニコミの場合は、カネをかけられないから、制限が多くなりますね。
その制限のなかで編集する苦労というか、緊張感というのか、そういうものがあって。
それに配ったものが、大衆食の会のひとにもいますが、ちゃんとファイルされているのを見せてもらうと、発行者冥利をかんじます。
て、ことで、なんとか老体に酒をつぎながら、またやってみます。
投稿 エンテツ | 2005/01/27 12:13
こんばんわ。
ぼくはブログでしか書いたことないのですが、たしかに気軽さが、いいかげんさにつながりかねないところはあります。いつでも修正がきくため、なんとなくの記憶で書いておいて、間違いに気づいてから修正したこともあり、緊張感が薄いのはたしか。読むばあいにも、長文であれば、流し読みになりがちです。
なんといっても、読み手としては、紙メディアに愛着があります。
それと、古本好きとして考えてみれば、紙だからこそ、いろいろなものが今にのこっているわけで、もし明日インターネット世界に大事件が起こって、すべてのHPが消えでもしたら、どうなるのか。これ、コワイですよね。
というわけで、紙の再開、いっちょ頑張ってください。
投稿 退屈男 | 2005/01/26 22:24