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2005/04/05

大衆食堂は地域のイキモノだ

3月29日の日記にも書いた、オヤジ芝田著『神戸ハレルヤ! グルめし屋』の完成版が送られてきた。帯のかわりに、裏面にシールというのが、ユニーク。

帯に載せるスイセン文は、解説からテキトウに利用してほしいと頼んでおいたのだが。シールには、「大衆食堂は地域のイキモノだ」「気どるな! 力強くめしをくえ!」とあった。

なんだか近ごろは、地域・横丁・路地とからんでいることがおおい。ま、大衆食も大衆食堂も地域と密接だからな。ということもあるし、もとはといえば、おれは高校山岳部時代から歩き回るのが好きだったのであるし、プランナーなる肩書で企画屋稼業についたときもマーケティングの分野で、1970年代初頭の「マーケティング」なんていうのは、まだ幼児期で何がマーケティングかわからん、「とにかくマーケティングとはリサーチだ!」というわけで、まあよくリサーチで歩き回ったわけだ。「歩くのが現場シゴト」というかんじで、けっこう気に入っていた。けっきょく、そのときアチコチでみた街や大衆食堂に入った記憶が「大衆食堂の研究」になったわけだなあ。

最近のトラックバックに、「ここは「どこ」だろう? まだまだこんな風に生きてみた」という、ちょっと新興宗教のお誘いくさいものがあって警戒しているひとがいるかも知れないが、これは最近ここでも話題にしているしコメントにも登場の五十嵐泰正さんのブログで、4月3日の「「観光」で東京はナントカなるのか?」へのトラックバックだ。五十嵐さんがかつて彦根あたりで同じような問題意識をもった、なかなか巧みなエッセイだね、こりゃ。そのコメント欄じゃ、おれも加わって盛り上がっている。
http://yas-igarashi.cocolog-nifty.com/hibi/2004/08/post_1.html

おれにとって「地域」というのは、基本的には「生活圏」なのだけど、そしてあるときはマーケティングの「商圏」「エリア」だったのだけど、歴史的にみるとイデオロギーとしての「地域」が根強い。つまり「地域=ふるさと=国家」という。選挙になると、とくに自民党の候補者が、日の丸のハチマキをして、おなじく日の丸のハチマキをして集まった支持者のみなさまを前に、「地域の発展」のために「中央直結」を訴え、自分は中央とのパイプ役であるという光景があった。そういう地域があって、その地域は、国家のしもべとしての地域であり、国家という領主さまに忠誠する地域でもある。そういう地域によって、生活圏としての地域が破壊されてきた歴史がある。

で、まあ、「大衆食堂は地域のイキモノだ」ということで、生活圏である地域を再発見しとりもどそうという、意義あるオコトバなのであるね、これは。

きのうはアルシーブ社で、路地特集の打ち合わせをし、ヤジウマ参加のつもりが、アレコレそれこれと話しているうちにおもしろくなり、取材のスケジュールまで決まって、今月はスケジュールがたてこんでいるうえに、東京の東西南北を歩きわらなくてはならないことになった。そりゃオモシロイが、昨夜は、帰りに北浦和に着いてから、ヤキトンの志げるでイッパイやりながら、いけねぇ、おれはもうトシなんだから、むかしのようには歩き回れないよなあ、でも話をしていると自分のトシ忘れて、おもしろがって夢中になってしまうからなあ、うへ~、今月は疲れそうだぜ、と思いながら飲みすぎてしまった。のである。

おれは、トシだということを、どうかお忘れなく。老人は労わりましょう。老人には、シゴトよりカネを!

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コメント

>五十嵐さん

アハハハ。でしょ。

>いのけんさん

五十嵐さんに送る分は、コピーしてきてありまして、ほかの資料のコピーと一緒に明日発送する予定であります。

はて、佐藤真さんとの、路地横丁めぐり、どうなりますか。

投稿 エンテツ | 2005/04/05 23:14

エンテツさん

お疲れさまです。
アルシーヴ社様へレポートを届けてくださり、
ありがとうございました。

エンテツさんの路地・横丁特集、とても楽しみです。

投稿 いのけん | 2005/04/05 17:36

>最近のトラックバックに、「ここは「どこ」だろう? まだまだこんな風に生きてみた」という、ちょっと新興宗教のお誘いくさいものがあって

アハハ、確かに、確かに。

投稿 yas-igarashi | 2005/04/05 13:23

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