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2005/04/27

おもしろや東京の魚屋のデータ

「荒川区東日暮里の魚や」で、このように書いた。

やはり同じ東京でも、下町つまり「川の手」「海の手」と山の手では、魚食の歴史がちがう。下町では「魚食」が生活に深い根をはっているのを感じる。古い大衆食堂へ入っても感じるが、街の古い魚屋のたたずまいにも感じる。それは東京の前身、江戸の町のガツンな庶民の、かすかな息づかいなのかも知れない。ま、それも、いまのうちか?
http://entetsutana.gozaru.jp/syatana/mise_sakanaya.htm

当ブログ4月22日の「魚屋の風景」でも書いて、前から気になっていた。おなじ東京でも地域によって、「魚食文化度」がちがうし、魚屋が東京の街の歴史と文化に何か関係があるような気がしてならない。

気になってしかたないので、文化を数値で押さえるなんてのはナンセンスだが、でも何か手がかりはないかと考え、数字を拾って見た。下記のようなアンバイで、ある傾向は出ているような感じだ。

区名の次の数字は、ヤフーの電話帳の「鮮魚店」の数字で、卸関係は別のようだから小売と判断していい。その次は、「東京都の人口推計」による今年3月の世帯数。最後は世帯数を鮮魚店の数で割った数値。

最後の数値が小さいほど、世帯数に対して鮮魚店の数が多い。ということで、その最後の数値の小さいほど「魚食文化度」が高く、江戸期下町の魚食文化が比較的継続している区ではないかと、大雑把に決めつけて見てみよう。

中段の数値は区部の平均値で、これより小さい区が上、大きい数値の区が下である。最下段は、東京都全体の数値。

この上段の区と下段の区を地図で見ていると、上段は豊島区と渋谷区を除いて、江戸期の海浜河川地帯であり、下段は江戸川区を除いて、内陸部だ。オモシロイ。これだけの数字で軽率な判断はできないが、食文化は百年から数百年の流れのなかで見なくてはならないというのは確かだろう。表面は激しく変わりながらも、ゆっくりとした変化もある。そして、ますます、東京の街を魚屋との関係で見るとおもしろうそうだという気になったのだ。

ま、酒のツマミの話題にでも。なるか?
どうでもいいことだけど。


千代田区 22    19,573    889
中央区  50    47,532    950
台東区  54    81,789   1514
荒川区  41    85,003   2073
墨田区  48   102,577   2137
渋谷区  48   113,215   2358
葛飾区  77   182,378   2368
文京区  36    92,542   2570
大田区 119   314,435   2642
港区    34    92,197    2711
豊島区  51   138,835   2722
江東区  66   184,056   2788
品川区  56   172,029   3071

区部平均 1259  4,062,428   3226

北区    49   159,118   3247
足立区  81   264,272   3262
新宿区  41   166,339   4057
江戸川区 66   277,102   4198 
杉並区  66   280,407   4248
板橋区  53   251,459   4744
世田谷  88   423,177   4808
中野区  35   173,452   4955
練馬区  58   306,549   5285
目黒区  20   134,392   6719

東京都  1612  5,786,215 3589

なお、数字については、検算確認してないので、間違いがあるかも知れません。よ。

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