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2005/06/24

10周年と1周年、浪花節だよ人生は

そうそう、この7月は、『大衆食堂の研究』発刊から10年だけじゃなく、『汁かけめし快食學』発刊から1年。本来なら我がボロ木造アパートの前にはマスコミの取材陣が押しかけ、盆と正月が一緒にきたようなニギヤカさであってしかるべきだが、祝儀や酒はおろか一つの祝いの言葉も届かない。不景気な大衆食堂みたいな有様だ。

『大衆食堂の研究』の出版社は経営紛争、『汁かけめし快食學』のもとになった『ぶっかけめしの悦楽』の出版社は倒産。「苦しみつつ、なおはたらけ、安住を求めるな、この世は巡礼である」という言葉を背負って生きているおれだが、ケチのつきとおしで嬉し涙がとまらない。ちくま文庫になった『汁かけめし快食學』だって、いまのところ出版社は潰れてないようだが、ハテ売れているのかいないのか、一年たっても再刷がないのでは、きっと世間から忘れられたのだろう。

どうせカタチあるものは滅び、生あるものは死に、ビールは小便になり、メシはウンコになる。そして小便もウンコも水に流され、ゆく下水の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、すべては変わり忘れられ失われていくのだ。ああ、虚しいなあ。

と、ここで鴨長明や吉田兼好の真似っこライターになれたら、気まぐれな世間に合わせて、陶酔節独善節嘆き節叱り節礼賛節自慢節説教節でやれるんだが、そうじゃねえんだよな。ヨロヨロ出かけて行く先は、浅草は木馬亭、浪花節とくらあ。浅草好きも近寄らない木馬亭、大衆酒場好きも近づかない浪花節。えっ、おかしいじゃないか、大衆酒場なら艶歌だろう、浪花節だよ、おっかさん。浪花節だよ人生は~、ああダ埼玉流れ者~。

ま、人様のことは、どうでもいい、おれはおれの山へ登る、って、酒の山といえば八海山か。でも、あの山は東京では高すぎてねえ、やはり捕鯨船で甲類焼酎ハイボールか。浪花節と焼酎で、滅びゆく老体に、熱い義侠を流し込んでくるぜ。鴨長明や吉田兼好より、国定忠治がおれにはあっている。ってことだ。

もう今夜のことでござんすが、こちらに案内がござんす、見てやっておくんなせえ。間に合うなら、木馬亭で会いましょう。
http://homepage2.nifty.com/entetsu/siryo/roukyoku_hukutarou_cyuji.htm

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