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2005/06/25

浪曲のちチロリさんのオコトバで考え込む

昨夜の木馬亭、ほぼ満席。落語のように、ついこのあいだまでガラガラだった寄席に行列ができるようなブームは嫌だし、よくないように思う。平均7割台の入りで、需要と供給のイイ関係がつくれる状態が生れるのが、望ましいと思うのだが。

急激なブームには必ずブームを渡り歩く客がいて場を崩し、崩れた場がアタリマエになり、それでもマニアは残るが、おれのような好きなだけでマニアじゃないものは、ほかを向くようになる。結果、軽薄ミーハーと突出したマニアだけの場になる。そのうち軽薄ミーハーは、ほかのブームへ去っていく。

会場で哀愁ボーイさんとチロリさんに会い、短い立ち話。チロリさんはブログで「ほぼ日刊チロリ通信」をやっている。トシを聞いたことはないが若い。何をしている人かも知らんがスーツ着ている。話芸全般から芸能、かなり詳しいハンパじゃない。観察が鋭いというか、淡々とした口調だが、聞いてるとベンキョウになる。

そのブログ23日「cafeから派手な会へ」で、「芸人の成長は見てわかるが、自分はどうだろう、と」と書いている。このへんがチロリさんらしいところだと思う。鑑賞や批評は、同時に自問自答なのだな。

昨夜は、86歳の五月一朗翁、浪曲生活今年で70年というベテランというよりオバケ、その子供のようなトシで、円熟へ向かって驀進中というかんじの玉川福太郎オヤジ、どちらも「いやあ浪花節っていいねえ」の芸なのはトウゼンだが。玉川美穂子アネゴが、短いあいだに、おどろくほどうまくなっていて、ホントおどろいた。

で、そのチロリさんのオコトバ、「芸人の成長は見てわかるが、自分はどうだろう、と」を思い浮かべ、おれはシミジミ考え込んだ。おれが成長したのは、酒の飲み方ぐらいかと、木馬亭のあと捕鯨船で煮込みと酎ハイ。

となりに若いカップル。女の方が、男にむかって、「ここの煮込みは「大はし」テイストね。こんどあなたを山利喜へ連れてってあげたいわ」なーんて言っていた。ブームってのは、こういうバカタレ女がつくるんだな。でも、おれも、若い女に連れてってほしいよ~

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