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2005/07/07

友よ、渡辺勝と川下直広、明日も闇だ

友よ、夜明けだ、力強くめしをくおう……と、むかしは、ションベン横丁の食堂で朝をむかえたことも、よくあったが。

今夜の、いや、もう昨夜か、の、なってるハウスでの、渡辺勝と川下直広のデュオだが。やっぱ、どうも、なんだね、やはりトシくってくるとココロザシのあるナシが関係するのだろうか。おれのような、なーんもココロザシがない人間は、もうあらゆる意味で成長も成熟もない、堕ちていく一方のわけだ。しかーし、昨夜の、渡辺勝さんと川下直広さんは、ちがったぞ。

おれは、ここのところちょいと日時があわなくて、久しぶりのライブだったのだが、いやあ、えらくよいのだなあ。熱演は変わらないわけだけど、深み厚みが増しているというのかなあ、もうお二人とも、「成長」というには失礼なトシだから、「成熟」とか「円熟」へむかってということなのだろうなあ。

しかーし、ほんとに、すばらしかった。いつものように、始まったら、約1時間半ぶっとおしのエンジン全開。それが、力強くめしくって生きようぜというかんじで人生を謳いあげる(って、モチロンおれがそう感じただけだが)、昨夜はとくに、なんだか、心身のカタマリをもみほぐされ、素直に前向きの元気が湧いてくるような。いつも向きだけは前を向いているつもりのおれは、どこかへ飛んでいきそうだったが、南陀楼綾繁さんと同居のツマが一緒だったから無事に帰ってきた。

で、一人でコーフンして書いています。

で、最後から二番目ぐらいに、川下直広さんがソロ(サックス)で、岡林信康さんの「友よ」をやったのだよ。これが、ニクかったね。

じつは、この歌、おれはあまり好きじゃない。それは、あの歌詞がさ、いかにもいまは闇でも、そのむこうに輝く明日があるから闘う、というかんじで。軽いねえ、甘いねえ、嫌だねえ、というかんじで。そうじゃないだろ、輝く明日があろうがなかろうが、闇の中で鼻歌うたいながら生きるんじゃないのかい、というのがおれの考えで。まあ、とにかくリクツはいいや。その歌はナシでサックスのソロってのが、ニクかった。しかも川下さんの演奏が渋いんだなあ。んで、続けて最後に渡辺勝さんが歌ったの、あれ、曲名わすれたけど、その流れで、おれの前向きの前が全開、すっかり気分が前へいってしまって、おもわず、終わって川下さんに「グーでした」といい、渡辺さんにもお礼を述べたのだった。

先日の浪曲でも、若いひとの成長、80歳すぎての円熟などをみて、やはりココロザシの差なのであろうか……ああ、おれも、力強くめしくって酒のんでいるだけじゃなく、少しはココロザシを持たなくてはいけないかなあ……と、思ったのだが。はて。

帰りに電車の中で、同居のツマがいった。
「オジサンもがんばっている、というかんじで、よかったわ」

そして、明日も闇だ。闇が、どーした。力強くめしくって、鼻歌だ。

朝おきたら、書いたこと、ぜんぶ忘れているだろうな。約、午前1時50分。

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