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2005/12/05

歌舞伎町でおろろんばい

きのうの「池林房27周年 元気! 大パーティー」は、「歌舞伎町クラブハイツ」という、むかし風にいうと「グランドキャバレー」ということになる、その数少ない生き残りだ。グランドキャバレーというと、風林会館のとなりの、名前忘れた、おかまちゃんがエレベーターボーイをやっているところへ、よく行った。最後に行ったのは、1990年ごろかなあ。もちろん、一回として自腹を切ったことはないよ。あのおかまちゃん、けっこうなトシだったけど、どうしているんだろう。

でも、「歌舞伎町クラブハイツ」は初めて入る。ここは、コマ劇場の正面左隣にある東宝会館の8階。このビルの3階だったかな?に、むかし、そうねえ、70年代ね、デカイので有名なディスコがあって、ここにもよく行ったね。これは、オンナの子が一緒で、いつも自腹。コマの向かい側の角のビルには、なんていったかな? 有名なディスコがあって、そっちはチョイとマニアックというか、かっこつけた連中が多かったので、おれはダサイ若い健全な勤労者だらけの東宝のほうが好きだった。そんな話しは、どうでもいいや、しかしまあ、やあ、まさにグランドキャバレーだ、広いフロアー。

その広いフロアーが貸切、ひとで一杯、もうすごかったね。埋めつくしているのは、なんだかアレコレ有名人ばかり。内田春菊さんなんか、3人のガキを引き連れて華々しく。一方、巻末の編集日記に、ときどき池林房のことを書いていた、某有名引退編集長ですらカゲ薄く孤独をただよわせながら酒を飲んでる有様で。活字系は地味だねえ。

んな、なかで、やはり、山崎ハコさんだよなあ。ひさしぶり、って、かれこれ池林房ができたころに生を聴いて以来の生だかねえ。しかし、かわってないねえ。「わたしは、こういう祝いの席にはふさわしくないんだけど、ボソボソボソ……」というかんじで言葉すくなにボソボソボソで、歌うと、その声そのギター、ややややや圧倒的、ほんと、このひとは見かけからは想像つかないって。もう、ほかの連中は、完全にかすんだね。山崎ハコさんがいなかったら、ばかみたい、というかんじだった。どうもちかごろの、ソングライターという連中は、歌より「愛」だの「優しさ」だのと説教くさいことばかり言いおってな、カンチガイだよ。そこへいくと、山崎ハコさんは、はっきりギターと歌だ。おろろんばい。そういえば渡辺勝さんもな。最近なってるハウスにいってないなあ。

ああ、それから、印象的だったのは、幻燈社のカワカミさん。かわってないねえ。その姿を、やはり20数年ぶりに拝んだぞ。幻燈社の、当時はまだ助監督だった、東陽一さんには、CM制作でお世話になった。前田さんにもな。懐かしいねえ。みんな池林坊の客だったんだなあ。そういや、無名から有名になるあいだの、烏丸せつこさんも池林房に来ていたな。

だけど、おれなんか、いつもちゃんとカネを払っていたが、ビンボウ映画関係者やビンボウ演劇関係者は、どうだったの。きのうわかったことだが、池林房は、出来て一年目ぐらいは、首がまわらなくて、某さんに借金申し込んで断られたそうじゃないか。あの広くてガラガラだった店、たまにいる客は芸術家を気どったビンボウ人たちじゃ、まっとうにカネ払って飲んでいたのは、会社の接待費をバンバン遣って貢いでいたおれたちじゃないのか。でも、いつごろからか、すごく混むようになった。ま、トクサンは、よくやった。ということにしておこう。

「いいちこ」を知ったのは、池林房でだった。鳥のからあげとかピザとかが、ツマミとして定番化する時代だね。

あははは、まあ、どうでもいいや、イロイロ思い出したってこと。とにかく飲みすぎて、まだ酔ってら。酔ってる勢いで、今日締め切りの「書評のメルマガ」の原稿を書いて送った。今月中旬発行予定だからね、よろしく~。ああ、おろろんばい、おろろんばい。

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