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2005/12/23

レモンクラブとラーメンの諸問題

ただいま発売中の「レモンクラブ」1月号が送られてきて、見ていて気がついた。ってことは、いままで気がつかなかった。南陀楼綾繁さんや山崎邦紀さんの文章の見出しは、内容に関係なく、というか内容を塩山芳明編集長が勝手に飛躍させてつけているのだなあ。

今回の南陀楼さんの「物好き 南陀楼綾繁 の活字本でも読んでみっか?」では、ちくま文庫の杉作J太郎著「男の花道」を取り上げて、これがまあいかにも杉作J太郎本らしい、ムチャクチャぶり?を紹介している。この見出しが「ここまで落ちたか ちくま文庫!!」だ。

「エロ漫画監督 山崎邦紀 の初老男のボッキ時」は、山崎さんが「今年2本目のピンク映画の撮影が終わったところである」と、デブフェチや掃除機マニアについて書いているが、その見出しは「赤貧監督に文化庁は生活費を!!」だ。

あははは、内容と無関係で、そんなこと書いてねえよ、と言いたいんだが、まあそういうことでもあるよなあと笑える見出し。

ほかのものも一緒に並べると、こうだ。
「30うるみ眼男 伊藤岳人 の全老人家畜論」は、少子化は悪くないというオハナシだが、見出しは「エロ本屋にも死活問題なんだヨ」
「トッチャン坊や ムラムー の歌えばパラダイス」は、遠藤賢一の音楽映画「不滅の男 エンケン対日本武道館」を見てきたオハナシで、見出しは「爺さん婆さんだけが元気な日本」、これはまあ内容から、それほど飛躍はないが。

ところで、このエロ漫画誌の表3広告は、日本出版社の「噂のラーメン」だ。ここにも、ラーメンブーム、ラーメングルメというかんじだが、こうして見ると、なかなかラーメンの本質があらわでよいね。元来、ラーメンは、即物的なものなのだ。その即物性をこそ、貧乏人は愛すべきなのだ。

しかし、即物性は卑下され、即心性が敬われ。ちかごろ、やたら「感謝」だの「こころに気持ちよいこと」だの、歯が浮きそうな即心的な、とりわけ「エッセイ」なんてものは、そういう言葉の羅列で、貧乏人が貧乏人に感謝したり、哀れんだり、同情したり、優越感もったり、それじゃあ、しょうがないだろ。貧乏人が、ワタシこんなにがんばっています、学歴なくて苦労しても希望があります、なんて、アタリメエだろう、そんなこと言って同情がほしいのか。文章書いたぐらいで、貧乏人がこころの持ち方ひとつでナニモノかになれるかのような気分でいるやつがいるが、そういうなかでエロ漫画の即物性は潔く、また癒される。と、「癒される」って言葉は、こういうふうに使うものだよな。

しかし、この「レモンクラブ」って、まったくボッキしないな。トシのせい? 塩山さん、どうか、おれがボッキする漫画を載せてくれ、頼む。

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