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2006/03/11

つめこむと 吐き出したくなる な

きのうは、チョイと締め切りに間に合わないのが一つ出るかなというヤバイ感じがあった。だいたい自分が書くスピードというのはわかっているから、所要時間の見当はついているのだが、今回はイロイロ重なっているうえに、変り種の原稿が一つあって、それが、30項目の注釈を書くというやつだ。1項目、2百数十字~5百数十字におさめる。

おれは原稿の書き方なんか我流だから、プランナー時代に企画書やプランを作成する要領でやる。つまり基礎資料を頭に入れ、個別資料を頭に入れ、アレコレこねくりまわして考えて、ドバッと吐き出すように書くわけだ。

で、30項目あると、一つ一つの文章の量はたいしたことないが、資料を頭に入れて考える作業は、100字だろうと4千字だろうと、たいして変わらない。プランや調査分析の場合は、たったA4で6ページぐらいにまとめるのに、数ヵ月かかって、膨大の資料を調べ考えることだってある。ま、7百時間かけて撮ったビデオを、7時間にまとめるひともいるし。

そういえば、テレビ番組制作で何度か一緒にシゴトをしたフリーの演出家Mさんは、ドキュメンタリーのベテランだけど、やはり、実際使用する10倍位の量のビデオを撮る。撮るって自分でじゃなく、カメラマンに指示する、ソコを撮って、コレここからね、とか、彼が撮影中に発する言葉は少ない。だけどその前の調査から打ち合わせは時間をかける。たいがいリサーチャーにまかせるようなことでも、自分で現場へ出かけて行く。

人が登場するときでも、ほとんど何もいわない、相手はいつものように、自分が考えるように動きしゃべる。それをカメラマンはひたすら追いかける。彼は、ときどき登場人物に話しかけたりするが、ボッとした顔で眺めていることが多い。そして編集のときに、イノチをかけたように真剣になる。ま、そういう仕事のやり方が許されない局や番組もあるのだが。予算とプロデューサー次第か。

あっ、ま、それで、モンダイは、おれの場合、やはりトシをとっているんだなあ。頭に入れて考えていたことを、ドバーッと吐き出しているうちに、30項目もあると忘れてしまうところがあって、アレッこの項目はどう書こうと思っていたかなと、つっかえたりするわけだ。すると、そこで、うーむ、となって、余計な時間とエネルギーを消費する。で、くたびれて、休んだり酒飲んだりしていると、時間が足りなくなってくる。

わかっているよ、考えながらメモをとっておけばよいのだ。でも、そういうクセがなかったものでなあ。しかし、いろいろなことを頭につめこんだので、しばらくこのブログのネタは苦労しないぞ。って、このブログのネタで苦労したことなんかないな。

アクセスを上げるためには、何百字以内がよいなんていう話があるようだけど、あざといね。食いつきやすいエサで釣る魚釣りじゃないんだからさ。そんなのおれは関係なーい。ドバーッと吐き出すのだ。ゲロゲロッ。

しかし、あのヤマザキクニノリさんの長い文章は、まいるな。文体のせいもあって、たいがい一度に読めないというか、理解できないから、二回ぐらいにわけて読む。更新が少ないからいいが。おれは、ほぼ毎日だからなあ。ちゃんと全部読んでいるひとは、きっと、いないだろうなあ。ま、いいさ。

読まれないものは書いた意味がない、なんていうひともいるけど、でもさ、たくさんの記事や情報や資料を提供して、気になるところや、必要なところだけ読んでもらうという考えもあっていいと思うね。検索も利用できるのだしさ。

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コメント

どーも、ヤマザキさん。ながーい、コメントありがとうございます。ヤマザキさんのながーいブログのおかげで、ちかごろはフェチシズムというのに目覚めつつあります。塩の字が見るだけかも知れない、レモンクラブも、最近は毎号送られてくるので、読んでいます。猿島ロケの話、おもしろかったです。

しかし、尾崎翠映画化第二作とは、すごいですね。大いにやってください。ながーいブログも大いにやってください。

投稿: エンテツ | 2006/03/13 15:20

アクセスあげるのに、何百字以内がいい、なんてアザトイ、というご指摘に、そうだ、そうだ、と応援気分でいたら、いきなり拙ブログが、長さの典型として取り上げられ、恐縮しました。一度に読みきれないから二回に分けて、などと書かれると、申し訳なさと有りがたさで、胸がいっぱいです。先日も、九州の知友からメールが来て、最後の方にちょっとぐらい刺激的なことが書いてあっても、あまりに長すぎて、誰もそこまで読まない、もっと短くしなきゃ、なんてアドバイスを受けましたが、ムカついて返事も出しませんでした。一度、銀座の馬焼きを奢ってもらった相手ですが、そもそも自分の経費と時間をかけて、わざわざブログを書くのは、自分の書きたいことを、書きたいスタイルと、自由な長さで書くためなので、要らぬお節介はしてもらいたくない。もちろん、誰も読んでくれなかったら悲しいでしょうが、しかしわたしは、誰が観ているか分らないピンク映画やゲイ-ピンクに精魂を傾けてきたので、無視されることには慣れてるし、強いのだ、などと変なところで威張ってもしようがありませんが、だからこそエンテツさんのように、たしかに読んだ、と言ってくれる人が出現すると、感激してしまうのですね。
いや、コメントまで長い、と言われそうなので、この辺で止めときますが、更新がこのところ少ないのは、自分でも心残りで、目下ゲイ・ピンクと、浜野組の尾崎翠映画化第二作が同時進行してる中、なんとかせっせと更新して、少数の読者の皆さんを悩ませたいと願っています。

投稿: kuninori55 | 2006/03/12 14:52

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