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2006/03/13

ぜいたくな、レモンクラブ

このコイソガシイときに、漫画屋からレモンクラブが送られてきて、おもわずエロ漫画も含めて、ほとんど見てしまった。エロ漫画のほうは、あいかわらずボッキしない。これでボッキするやつは、エロ漫画などなくてもボッキしているんじゃないかと思った。しかし、今回の活字コラムは全部ボッキのおもしろさだった。

前月号は、南陀楼綾繁さんの書評はおもしろくないと、当ブログ2月11日「レモンクラブ、三匹のアウトロー」に書いた。ま、せっかく送っていただいているのだし、どうせ読者の少ないコラムだから、こういうのをネタに遊ぶのもオモシロイと思って書いた。で、すぐ忘れてしまっていた。もともと何でも根に持つ方じゃないし、こだわらないほうだし、なんでもどうでもよいほうだし、思いつくまま口からでまかせで、書いたそばから忘れるクセというかボケである。

しばらくして用事の電話がナンダロウさんからあって、「あれ読みました」と言われ、一瞬なんのことかわからず、なんのことかと聞いた。そしたら、そのブログに書いたレモンクラブのことだと。うへへへへへ。ま、塩の字とヤマザキさんとナンダロさん3人で遊んでいるだけじゃなく、ここでこうやって、おれも一緒に遊ぶってこと。

ってわけだが、今回は、チト時間がないね。ま、簡単に。とにかく、今回の南陀楼さんの書評「活字本でも読んでみっか?」の本は、佐々木崇夫著『三流週刊誌編集部』(バジリコ)。サブタイトルに「アサヒ芸能と徳間康快の思い出」。著者は、1966年にアサヒ芸能出版社(徳間書店)に入社、「アサ芸」編集部に配属になる。が、この著者は、社長の徳間康快と上役に「反抗しまくり、最後は『アサ芸』を追い出されてアニメ部門の役員となり、最後にクビになっている」のだ。南陀楼さんの書評からも、アサ芸の生き方、徳間康快の生き方、そして著者の生きた道が想像される。

そして、最後に、国会図書館で『徳間康快追悼録』を見つけた南陀楼さんは、「宮崎駿、赤川次郎、五木ひろし、高倉健など各界のきらびやかな面々が追悼文を寄せていたが、『アサ芸』という低俗な雑誌など存在しなかったかのよう」だと、最後に、こう結ぶ、「「一将功成りて万骨枯る」とは、まさにこのコトだ。嗚呼、無情」

腰の据わったというか、視点の座った書評だ。やはりなんだね、どこでもいつでもアウトローである必要はないし、フラフラしてもいいのだけど、このレモンクラブに書くときは、アウトローの視点をつらぬくと、オモシロイかも知れんなあ。

ところで、この書評に、塩山編集長がつけた見出しは、「人は石垣エロはコヤシってか!?」だ。がははははは、ボケ老人めっ! んで、本の写真につけたキャプションが「康快、確か一時、池玲子も囲ってたとの噂だったが…。」って。あんたも社長なら、「一将功成りて万骨枯る」でいいから、若いオンナを囲ってみてよ。

それで「エロ映画監督 山崎邦紀の初老男のボッキ時」は、これがまたオモシロイ。東京湾の猿島、軍事遺跡ともいえる島だが、最近は観光客が増えているようだ。そこでエロゲイ映画のロケを敢行する話。いやあ、たしかに、「ピンク撮影隊のスタッフや役者は強い」。「ホモ軍団!」と、ほかの人たちに囁かれ見られても、「ひるむことがない」。

そして部屋の中で老眼鏡をかけて、性器画の修正をしている初老の男、塩山編集長は、スゴスゴと「小人数の自主的ホモ映画だとヨ」という見出しをつける以外になかった。写真のキャプションも「畑中純って、顔は帝国軍人風でゴツイけど、案外スノッブなんだネ」とヨワヨワしい。

そういうわけで、今号は、塩山編集長の一人エバリということにならなかった。

さらに、「30うるみ眼男 伊藤岳人の全老人家畜論」は、「シルバーを批判し、若者を応援するスタンスでお送りしているこのコラムの筆者としては、今度のホリエモン逮捕はとでも残念でならない」と。全若者、全シルバーに読んでほしいね。でも、マスコミは、こういう主張を紹介することはない。

そして、もう一人、「トッチャン坊や ムラムーの歌えばパラダイス」は、大問題の「電気用品安全法」について、「これが楽器関係者にとっては壊滅的にヤバい」を書いている。この法律のモンダイは、もっと騒がれていいはずだ。というのも、日本の法律がいかにその場しのぎの積み重ねでしかないか、そのためにドンドンおかしくなっていることがたくさんあるのだ。これはミギだのヒダリだのというモンダイではなく、なんか行政と立法の根本が、もうホント、おかしいのだよ。整合性がガタガタなんだなあ。こんなんじゃ教育基本法で「愛国心」を注入しようにも、国家自体が自己崩壊しちゃうね。

そういうことで、今回は、4本のコラム、じつに充実していた。塩山編集長の独り占めにしておくには、ゼイタクでモッタイナイ。これを読むためにだけでも、レモンクラブ350円を出してもよいと思った。が、おれの場合は、やはり酒を選ぶだろう。缶ビールが買えるもんな。

うへえ、もう時間だ。

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