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2006/07/03

「若者文化」を商品化した「若者の街」の後の祭り

きのうの「カルチュラル・タイフーン 2006 下北沢」の「都市を紡ぐ」のセッションは、ほぼ予定どおり12時半から始まった。

おれは9時半すぎに自宅アパートを出て、打ち合わせが始まる11時半少し前に会場の下北沢成徳高校に着く。すでに原口さんは大阪から深夜バスで到着していた。コメンテーターの地元の北口マーケットで育った関根純一さんと初対面の挨拶。前半「闇市と戦後の記憶 大衆の痕跡」の司会五十嵐泰正さん(日本学術振興会/一橋大学)と、パネラーの初田香成さん(東京大学大学院・都市建築史)、原口剛さん(大阪市立大学大学院・地理学)、おれ。後半「「若者の街」の形成とその変容」の司会木村和穂さん(東京大学大学院教育学)と、パネラーの中村由佳さん(筑波大学大学院人文社会科学)、フィロメナさん(京都大学?)。の全メンバーが初めて揃って打ち合わせ。フィロメナさんと中村さんは「裏原宿」が素材。

開始。五十嵐さんがセッションの概要と運びについて発言。問題提起……再開発に直面する下北沢で「下北沢を守れ」ということがいわれているが、いったい「何を守るのか」。都市の歴史の掘り起こし、そこにあるいろいろな思い入れを見て、さらに、これまでの世代や関わり方を越えて、人びとが共有できる居場所をどのように再構築できるかかがいま問われているのではないか。

トップバッター初田さん、次おれ、次原口さん。関根さんのコメント。休憩。休憩時間中に五十嵐さんの奥さんから声をかけられる。後半、木村さん、フィロメナさん、中村さん。関根さんのコメント。討議、会場からも発言いろいろ、昭和の初めから北沢に生まれ住んでいるご老人の貴重な発言もあった。4時45分ごろ終了。

おわって7時半からの後夜祭まで時間がある。ああ、やっとビールが飲めるぜ、南口「雷や」へ。原口、初田、中村、五十嵐、五十嵐妻、佐々木、ほか10数名と。ああ、こういう暑い日のビールはうめえなあ。酒さえあれば、街なんかどうなってもいい。という気分。

Simokita1後夜祭会場は北口の一角にある、いかにも「若者の街」の、おしゃれなダーツバーなのよ~という感じの大きな酒場。参加者がずいぶんいたのでおどろいた。ほとんどは20代30代の学部生か院生だとか。研究者や研究者のタマゴが、こんなにいるのか。頭の中はわからんが、とにかく食欲旺盛はみなおなじ、一方「若者の街」の「若者文化」の酒場というのは、飲食の文化などない。というわけで、ファストフーズのようなものばかりなのに、料理は出てくるのが遅いし、出てくると、あっというまにハイエナが群がるように手が伸びて見えなくなり、1分もたたないうちにハイエナがしゃぶりつくした残骸が転がっているのだった。そういうことが何度か繰り返されつつ、後夜祭はすすんだ。そのテーブルの残骸の写真を、今日は掲載したいだけなのですね。画像をクリック地獄!

その残骸を見ながら思った。けっきょく「若者の街」というのは産業的マーケティング的な呼び方で、それは「若者文化」とやらを商品化して成功した結果得られた呼び方なのだ。本来の地域社会としての街に対しては、もっと別な言葉が必要なのだな。

ってことで、セッションの内容については、後日報告。の、つもり。

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