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2006/08/27

「世界の海を食いつくす」日本の「魚ばなれ」の矛盾

連載の食品商業6月号「食のこころ こころの食」のお題は「「魚食べない」も時代の流れか」だった。この号の特集「ストップ・ザ・さかな離れ」に連動したテーマだ。

そこでおれは最後のほうに、こう書いた。「エビやタイやカニや遠洋マグロをありがたがる姿は、あるいはインスタント食品化した刺身盛が店頭に並ぶ姿は、本当に魚食のよさやおいしく食べることを知っている伝統の姿だろうか」

「「魚離れに歯止めを掛ける」にしても、これ以上、遠洋マグロやチリ産サケを食べるようになったら、生態系への影響で日本は叩かれることになるに違いない。それでも、もっと食べなくてはいけないのだろうか」

今日は、また、そのことを思ってしまった。

ときどきコメントをいただく、「Wein, Weib und Gesang」さんの、8月27日「鮨に食い尽くされた鮪」を見て、おれはコメントを書いてきたが。……クリック地獄

日本人が原因の、トルコのマグロ乱獲は、以前にも問題になったことがあったが……うまいもの好きがたくさんいるはずの日本だが、なんだかねえ、うまいもの好きのオシャベリだけで、食べることを愛しているわけじゃないんだよなあ。自分を「上」に見せるための、単なるネタ。……ああ、「愛」なんて、恥ずかしいことを口走ってしまった。

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コメント

産業としての大規模化と東京や大都市への一極集中化で、経済効率が最優先課題となると、近海の多品種多様な魚類の流通が難しくなるし(そのための人材育成も含め)、「エビやタイやカニや遠洋マグロをありがたがる」消費者は、見た目での選択が多くなると思いますが、どちらかというと近海ものは劣ってみえるというような「文化」もあるような感じがします。なにしろ山奥の旅館に行っても、マグロ、イカ、エビの刺身が定番です。

近海魚の動向については詳しく知らないのですが、魚のことなら「ぼうずコンニャク」さんが、めったやたら詳しく。
http://uma-i.seesaa.net/

投稿: エンテツ | 2006/08/28 06:10

食品産業の流通の難しさは幾らか判るのですが、産業として大規模化し過ぎると、どうしても大量供給可能な商品に集中して行くのでしょうか。そして、なぜかこれらは小売り単価の比較的高いものですね。

実際は、近海で取れるような魚介でも、かなりの蛋白源となるはずですが。その多くが人気が無いとなると、加工食品になってしまっていると言う事もあるのでしょうか?

投稿: pfaelzerwein | 2006/08/27 21:55

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