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2006/11/24

これからアイロンかけをするので

家事も国事も「分担」なんてことではなく、誰でもドンドンやればよいのだ。戦争やりたいやつは、平和日本の国内でテロや火付けをやって英雄気取りになっているのじゃなく、矢でも鉄砲でも持って憎い「敵」国へ行って、ドンパチやればよいだろう。

おれか?おれは、これからアイロンかけをするのだ。

アイロンかけは、嫌いじゃない。

おれのオフクロは、おれより2つ下の弟(2歳で死んだ)が生まれたとき、昭和20年ごろだな、肺病に罹り、一生肺病で苦しんで59歳でくたばった。肺病人が一人いると一家が倒産するといわれていた時代だ、ま、ウチは2回も倒産してスッテンテンになった。そのことでもオフクロは苦しんでいたな。みんなに迷惑かけたくないから死にたい、なーんてことも言っていたが、なーに人一倍生きる執着が強かったのだろう、自殺することもなく、一家が傾く長期入院大手術にも耐え、肺活量800CCぐらいで、よく生きた。

んで、そのことじゃない。だから、オフクロは少しで家計の足しにと、身体の調子がよいときは、裁縫を教えていたのだ。和裁も洋裁も教えていた。もっとも、腕はよいが、肺病がうつるってんで、あまり繁昌はしていなかったが、だけど、そういうことを気にしない病院の看護婦さんとかがね習いにきていた。

ま、それで、おれは門前の小僧で、ミシンをかけるなんてお手のものだし、アイロンかけもできるようになっていたが、おれが高校卒業して18の春に上京するとき、「一人暮らしでもアイロンぐらいちゃんとかけるんだヨ」とオフクロが、あらためてアイロンかけを伝授してくれた。もちろんアイロンも買って持たされた。

うちのオフクロの教え方は、じつに理にかなっていて、いまでもその原理で、どんなシロモノであろうと、うまくアイロンをかけられる。

じつに理にかなっていることに気がついたのは、比較的あたらしい。というもの、バブル崩壊後、シャツやブラウスの生地やデザインつまり縫製が、かなり変わっているのだ。しかし、どんなに変わっても、おふくろが教えてくれた原理にしたがえば、うまくやれる。もちろんそれは、おふくろの原理ではないかも知れないが、なにしろおれはアイロンかけはオフクロに教わった以外、だれにも教わってないし本でも読んだことがないので知らないだけなのだ。とにかく、おれがオフクロにアイロンかけを教わったころ、1962年の3月ごろか、そのころのズボンもシャツも、いまとは比べものにならない単純な縫製だった。いまんのは、ほんとに複雑だねえ。

うまくやれるとは、シワを出さずに、着たときにキチンと仕上がって見える、ということだ。ここだよ、着たときにキチンと仕上がって見えるというかけかた。

ま、講釈はこれぐらいにして、これから楽しいアイロンかけだ。
しかし、最近のブラウスのアイロンかけは、ほんと縫製が複雑で時間がかかる。
その複雑のものを、うまく仕上げたときは気分がよい。

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