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2006/11/20

トレーサビリティ・システムが必要な農業に誰がした

アメリカのBSEが問題になって、トレーサビリティ・システムが導入されたのではない。日本でBSEが発見され、あわててそれを導入したのだ。それが、ほかの分野まで拡大されたのは、そうまでしなくてはならない農業があるからだろう。しかも、トレーサビリティ・システムは、安全を保障するものではない。使ってはいけないモノを使っても、使用者が登録しなければいいのだ。ようするに、トレーサビリティ・システムの導入は、それまでの使ってはいけないモノを使うような農業を「改善」したわけではない。

トレーサビリティ・システムを「誇る」なんて、とんでもないことだ。トレーサビリティ・システムが必要な農業に誰がしたかということを、よく考えてみよう。消費者が、そうさせたのか。消費者が「安い」ものを求めるから、仕方なく、そうなったのか。消費者が「安い」ものを求めては、いけないのか。そうではないはずだ。

「食育基本法」による「食育」は、そこのところを誤魔化してはいないか。戦争遂行責任者が敗戦後にわかに「戦争は国民の総意だった」といったり「平和民主主義者」になるように。

トレーサビリティ・システムの導入を恥じない屈辱と思わない農業を、もっと問題にすべきだろう。

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コメント

新米と古米は、いまでも見かけますが、以前には混ぜて食べたほうが身体によいというような「説」まであって、それはあるいは混ぜて売るをヨシとする政府の政策が生んだ「説」かも知れないのですが。とにかく、最近は国産モノが味も品質もイチバンよいのだ、マズイ外国産を食べる輩は味覚オンチだぐらいのことが声高にいわれていまして、そこに、わが日本の農業はトレーサビリティを導入し世界一安全な食品を供給している、テナことまで含まれています。これって、なんか、おかしいですよね。カネをかけて、ますますおかしくなるという、こういう悪循環から、どうしたら抜け出せるのやら。

投稿: エンテツ | 2006/11/23 14:14

昔から新米と偽って古米を混ぜて掃くことはよくあったと思うのですが ― と云うか政府が混合を推進した? ― 、市場で細かく付加価値が付けられるようになると、そこまで製品の管理が出来るのかと疑問に思われます。銘柄や産地の人気が価格差に表れて一見市場機構が働いているかに見えて、全てが架空の人気で実際には質の違いの無い製品だとすればどうでしょう。

投稿: pfaelzerwein | 2006/11/23 11:01

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