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2007/01/31

おどろきな「アイドマ(AIDMA)の法則」

チト調べものをしていて、「現代用語の基礎知識2007」を見たら、「アイドマ(AIDMA)の法則」のところに、これらは、広告宣伝以外の「説得的コミュニーケーションを効果的にするにも有効」と書いてあるのでおどろいた。

この用語は、おれが1970年代にマーケティングの仕事についたとき、イチバン最初に覚えた専門用語で、その内容は、ここに書いてあるのとほとんど変わらない。

つまり「広告宣伝を効果的なものにするには、「注意を引くこと(Attention)」「興味・関心・利益に訴える(Interest)」「欲求に訴える(Desire)」「記憶してもらう(Memory)」「買ってもらう(Action)」の五つの観点が大切になる」ってわけで、それにしたがったプログラムやプランは基本的なことだった。

ま、ひとの行動のもとには、InterestやDesireがあるということで、これは好食の「好き」にも共通するかもしれないが、70年代のマスマーケティングの手法は、批判あるいは否定され、エリアマーケティングだの最近では「パーソナルマーケティング」だのといわれるようになっても、まだ「アイドマ(AIDMA)の法則」は生きていて、しかも「説得的コミュニーケーションを効果的にするにも有効」というぐあいなのだ。

であれば、ますます、「好き」を生活の基本におくことは、おもしろいのだが、ここで問題が一つあるなあと思ったのは、「説得的コミュニーケーション」が、権力的な側から、あるいはカネをふんだんに投入できる側から行なわれたら、どうなるかということだ。ほら、たとえば、タウンミーティングみたいに。

みな「説得」されちゃうのだろうか。このばあい、そのてにはのらぬの焼き蛤になるには、ここでもまた、自分の「好き」にこだわるしかないのかも知れない。

あと、「説得的」というが、どうもちかごろのブログ上の議論など見ていても、「把握的」「理解的」「受容的」「批判的」「否定的」「攻撃的」といった違いすらわかっていないのではないかと思うことがおおい。把握も理解も受容も、批判も否定も攻撃も、おなじような感じでごちゃまぜのようだ。ようするに対象の、それこそ「把握」も「理解」もできてない。そんな中で「説得的」だけが効果をもつとは思えないのだが……。はてね。

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コメント

けっきょく、すべての人間関係が、商売とかビジネスに還元され、生活も趣味も、すべて消費と市場にのみこまれ、誰かしらのマーケティングの対象になっているというあらわれなのかも知れませんね。

人間関係とセールスプロモーション関係の境界が、みえなくなりつつあるような。そしてそのために失う、人間関係がつくりだしてきた文化の損失をおもうと、ヤレヤレまだまだ殺伐となるのだろうとカクゴし。おれはただ酒が好きだから酒を飲むという「闘い」をやろうと、おもわなくはないのだけど、そんなことは考えずに酒を飲むのです。

安直な言い方をすれば「一億総広告屋」の時代でしょうか。

投稿: エンテツ | 2007/02/01 13:36

ああ、懐かしい言葉の響きですねえ。
私も70年代はじめにDにもぐりこんだ時、
このアイドマや2:6:2の法則など最初に
勉強しました。それと教科書がわりに元ボスの
「わが安売り哲学」やジャン・ボードリャールの
「消費社会の神話と構造」など読んでおりました。
人事部などからは例の食品商業の年間購読のすすめ
と実務出版のスーパーハウツー理論本の案内でしたが
あんまり面白くないし、店頭の実地で役に立つものと
思えなかったので、買わされてもスルーしてたのを
懐かしく思い出しました。状況は変わらずですかねえ。

投稿: ボン 大塚 | 2007/02/01 08:48

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