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2007/02/17

24日の「わめぞ」古書往来座の外市「勝手に協賛飲み会」

ちかごろ「わめぞ」なる奇怪なことばがブログを徘徊している。なんだかアヤシイことばとおもったら、これは「早稲田」と「目白」と「雑司が谷」の頭のひらがなだそうだ。

「わめぞblog」によれば「早稲田・目白・雑司が谷で主に本を扱う店の集まり」とか。雑貨やギャラリーといったモノゴトも関係しているらしい。

おれの知っているひとをあげると、早稲田古本屋街の「古書現世」のセドローくんこと向井透史さん、古巣の立石から早稲田古本屋街に移転した「立石書店」のイチローくんこと岡島一郎さんもメンバーだ。

ま、そんなことはいいや、おれが、チョイとこれに肩入れしたいなとおもったのは、雑司が谷が好きなのと、そこを含んで目白、早稲田とつながる地域を、ひとつの「街」としてとらえ、なにかやっていこうという、チャレンジな心意気が気に入ったからだ。

はっきりいって、たとえば谷中と千駄木と根津をあわせた「谷根千」のような知名度も集客ネットワークも確立している地域とくらべてみればわかるだろう。

なるほど、早稲田には早稲田大学というブランドがあるが、土日にフラッと散歩したくなるようなブランドな情緒がない。「谷根千」のような、「下町情緒」「江戸情緒」「ハイカラ」「レトロ」といったシブミのイメージがない、ガサツな早稲田というかんじだ。

目白は、ま、多少ハイソな山の手のかんじではあるが、散歩でフラフラな街というイメージはない。ゆったりした気分の散歩には、シブミにかけるイメージだ。雑司が谷、ここは、ほんとうはもっと注目されてよい地域だとおもうが、歴史が古いわりには、やはり「下町情緒」や「江戸情緒」に欠け、田舎くさいイメージだ。

ようするに、チト気どって散歩したくなるようなゲージュツ的文化的イメージからは遠く、ガサツわいざつな単なる庶民の街で、「谷根千」のように歩いてみたとろこで「こころの糧」になるようなイメージがない。

いや、「谷根千」だってそうなのだが、文豪様やらなにやら有難そうなひとたちがいたことがあり、それになんといっても古くからの庶民の権威である寺がおおく、江戸風なシブミも残っていて、なにかフラフラすると「こころの糧」になりそうなゲージュツ的文化的イメージな権威にこと欠かないところが、ちがう。

で、ま、「わめぞ」なんか散歩しても、やっぱりワタシって単なる庶民だったのね、ということを自覚するぐらいがせいぜいの地域だ。早稲田大学が、「都の西北」とつっぱってみたところで、「都の西北」は都じゃなかったという歴史を語っているにすぎない。「都の西北」ゲージュツ文化果てるところ。もともと江戸の町の外で、しかも下町とは地続きではなかった田舎にできた、ある意味では新しい近代勤労庶民の街なのだ。そこで、なにかやろうという。

たしかに、そういうところだからなにかやる意義はあるが、なにごとにつけても計算高いコンニチ、意義ぐらいでは、そんな大変なことはしないのがフツウだ。計算高いプロのイベント屋なら、そんな場所は避けるだろう。それをやろうというのだから、たいした心意気だ。若い者はこうであってほしいとおもう。

かりに、なかなかうまくいかなくても、成功しやすい土地で成功するよりも得がたいものが取り組んだものには残り、その積み重ねが街の文化になるのだ。そこに生きるものは、そうして生きて、街を継続していく以外にないはずだ。

ま、おれのような流民は、ただ流れるだけで、そんなことはしないが、その意義と大変さぐらいは理解できる。応援したくなる。

「わめぞ」にカンドーして、能書き、長すぎた。でだね、2月24日の土曜日には、「わめぞ」の池袋駅に近いところにある「古書往来座」で、外市ってのをやるそうだ。

くわしくは、こちらに案内が。セドローくんの「週刊現世」……クリック地獄

で、ですね、この日の、6時から、池袋で飲み会をやろうと思います。ま、「わめぞに勝手に協賛飲み会」ですね。場所は、単なる、なんの情緒もない「名店」といわれる心配のない、「わめぞ」のような居酒屋に決めてあるのだが、チト確認したいことがあるので、数日中に、ここに告知します。

とりあえず24日(土)6時から9時ぐらいまでやるとおもいますが、参加希望のかたは、ed_meshi@■yahoo.co.jpに(■は削除して)、件名に「24日」と記入し、メールをください。

古書往来座は池袋駅からなら10分ぐらいですが、早稲田から都電荒川線ぞいに歩いてくるのも、なかなかよいでしょう。とりたててブランドな情緒のない街を散歩してこそ、自分で発見するたのしみがあり、知性と感性は試されるのです。雑司が谷などは、生活のニオイがする狭い路地がクネクネクネとつながり、人生の迷路を遊ぶおもしろさもある。

当ブログ2006/11/07「池袋辺境徘徊のち西川口いづみや」には、池袋駅から古書往来座―鬼子母神―南池袋―東池袋―大塚といったコースを歩いた記事がのっている。……クリック地獄。けっこう歩くが、この逆をたどり古書往来座にむかうのもよい。

南池袋も東池袋も、もとはといえば雑司が谷だ。都電東池袋4丁目駅そばの古い商店街の画像ものせてあるが、このあたりの散歩もオススメしたい。前日の2006/11/06「再開発真っ只中、東池袋の朝日食堂」の画像は、いまこのあたりですすむ「再開発」のようすだ。ここをみると、再開発は戦争の爆撃で街を破壊する暴力とおなじだと、わかるだろう。

ま、いろいろ「わめぞ」を散歩して、飲み会へ。飲み会は、ただ飲み食いして楽しむだけ、正確には、「お互いに楽しむことを楽しむだけ」です。そのことだけシッカリ守っていただけば、どなたも参加できます。

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