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2007/06/12

だましきった分が稼ぎになる虚業の時代だからだまされないようにする

2007/06/05「北京オリンピックまで」を書いたばかりだが、どこかのWebニュースで中国投資を勧誘している会社が別の件で問題になっているのを見た。これからの中国投資は用心が必要だ。だいたいブームというのはそうだが、大きな話題になって誰でも簡単に飛びつくようになったころには、オイシイところはほぼおわっているのだ。おこぼれがないわけじゃないが、よほどうまくやらないと、元金の回収すら難しい事態になりかねない。クロウトでも綱渡りだし、シロウトでは無理だ。もうすでに悠々と配当で元金を回収しているひとはいいけど、これから突っ込むのは、詐欺まがいの投資会社を儲けさせるだけだろう。

そもそも投資にしろ食育の資格商法にしろ、情報をもとにした「想像でしかない事実」による循環論法のなかで、だましだまされが行なわれる。

それはそれでなかなか人間の欲望がからんでオモシロイ景色ではあるが、実態のない話ほど、けっこう人は信用するのだ。つまり実態のない話を、夢だのロマンだの健康だの美容だのガイドラインだのといって、コギレイに見せてやれば、その差の分だけ稼げる。「文章」の世界もそうで、おれのように、ミもフタもないほど現実を、しかも現実のままに猥雑な文章であからさまにしていては、儲かるチャンスは少ない。

「北海道発・生活問題を考えるブログ 家政学・生活科学を学んだ立場から、最近の生活問題について本気で考えていきます。」を見たら、2007-06-10「湯水のように使われる食育関連予算」に、「食育関連予算は、平成17年度で53億6千万円、平成18年度は99億6千万円、平成19年度は122億2千万円である」という記述があった。

いまどき、うらやましいぐらいの増加率だが、おれや河合さんのように「本気」のひとは、こういう予算にありつけない。まさにここにタカリの「食育利権」の構図がある。この予算の大部分は、食育にたかる虚業家たちの手に落ちるにちがいない。

じつは、2007/06/10「『季刊 うかたま』で、ボンヤリ「食」と「農」のゆくえを懸念」で、「食の検定」に名前をつらねている人たちを書いておいたのは、あとで「だました」「だまされた」が問題になったときに、個人責任をはっきりできるようにするためだ。食育の「資格」は、そういう問題になる可能性が大きい。そのためには、情報社会という虚業の時代は、なにもかも闇の中で決まっていく時代とちがい、見えやすい部分があるのはよいことだ。

そのへんよくわかっていないで、どこかの学校や団体の役員だからとか、著名な人間だから、テレビで活躍しているから、本を書いている人間だからと、これまでの感覚でイイカゲンなことをいったりやったりすると、すぐ見えて、こういうところで責任を追及される。ま、それでも、ご当人たちは、痛くも痒くもない位置にはいるのだが、でも、しだいにそうは好き勝手できないようになっていくにはちがいない。

漫画屋の塩の字こと塩山芳明さんは、漫画屋BBSの「下々の者へ(その793) 投稿者:塩の字 投稿日:2007年 6月10日(日)15時30分10秒 」に以下のようなことを書いている。……

大事な事を忘れていた。「広報とみおか」6月号に驚愕の記事が。俺の富岡高校在学中(69~71年)のハンドボール部顧問、小林進(現在71歳。市内七日市在住)と言えば、極め付けの気違い低能暴力狂師、いや教師として、無数の生徒に平然とリンチを加え、新聞沙汰にもとは、拙著を読んだ人はかすかに記憶してるかも。群馬県教育界の極右派のボスで、当時の富高校長だった藤生宣明(数年前死去)の庇護があったからとはいえ、この糞ゲロドチンピラ、ゴロツキ、ゴマの蝿、人間のクズの類いが、帰郷後に知人から某高校の校長になったと聞き、深く苦い長い目眩を覚えた。が、今度は何と県総合表賞、教育・文化功労者に、白痴ゲロゴロツキ、つまり小林進が選ばれたのだと。群馬県教育界恐るべし。懲りずに生徒を血の海に沈めていれば、校長にもなれるし、退職金、年金もバッチリ。更には勲章もどきまで。ヤクザ、ゴロツキ、チンピラ、ゴマの蝿、生糞の銀蠅が、教育者になるなら絶対に群馬県。この調子なら、小林の三下で俺が暴力に抗議した祭、「オメーにだけはしねえよ!」とウソぶいた、脳みそゼロの日体大出(ゴロツキ小林も)の低能白痴便所虫、宇佐美某も来年は表賞か?党派の域をを越えた、圧倒的に秀でた詩人で富岡市議だった高瀬豊二(日本共産党)は、戦時中激しくリンチされた富岡署の特高刑事、小林金蔵を自著で必ずフルネームで登場させ、絶対に許さなかった。僣越ながら俺も小林進(市内七日市在住71歳)に関しては、それに倣う。小林は“教育者”として、自らの行動に一生責任を負うべきなのだ(可愛い孫の微笑みに包まれながら)。日本に生息する人間としての、それが最低限の道徳心だ。日本国万歳!!

……以上。権力を嵩にきた連中のもとで、一個人が泣き寝入りのまま、モダエ死ぬのではなく、このように発言できるチャンスがあるのはよいことだと思う。コトの是非はともかく、「だまされない」ためには、このような積み重ねが、これから選挙以上に、日常のこととして大事になると思う。

日常といえば、みそ汁ぶっかけめしとカレーライスだ。『汁かけめし快食學』の実質本文の最初にあたる第2章に「なぜ、人びとは、かくもネコまんまに興奮するのか?」を書いたのは、われわれはわれわれ自身の日常、その習慣について意外に「自覚」していないからだ。そこからイロイロな問題が発生する。「だまされる」原因の根本には、自分のことが、よくわかっていないことがある。

親も親の親も食べていなかったかめったに食べる機会がなかった懐石料理を日本料理の伝統と誇ることはできても、たかだかみそ汁ぶっかけめしについて知らない、誇りがもてないどころか、卑しめる。「ネコまんまに興奮する」歴史より、誰かが情報としてつくりあげた、「想像でしかない事実」による循環論法のなかで、「カレーライス伝来説」に簡単に飛びついてしまう。それと「食育」や「中国投資」にだまされる根は、おなじなのだ。

でははははは、ずいぶん関係なさそうなことを関連づけたなあ。落語の三題噺みたいだ。しかし、そうなのだ。虚業の時代だから、だますだまされる「虚」はつねに存在するのであり、情報を発信するにも受け取るにも個人責任がつきまとう。「個人」、ワタシは、なにものなのか。なのだ。一つ、「ネコまんまに興奮する」歴史を持った人間である。

あとで「だまされた」と騒がなくてすむために。どこかのブログで知ったのだが、どなたのブログが紹介していたかわからなくなってしまった。すみません。この内容に必ずしも全面的に賛成ではないのだが、この虚業の時代だからこそ大切なことだと思う。青空文庫「伊丹万作 戦争責任者の問題」…クリック地獄

食育問題にしろカレーライスの歴史にしろ、いまスゴクはびこっている「想像でしかない事実」による循環論法については、ザ大衆食のサイトのコチラで、ちょっとだけ触れている。…クリック地獄

イイカゲン大好きだが。紳士淑女づらのイイカゲンな権力と権威には、トコトンからみます。
それから、お調子者の成り上がり小市民たち、調子にのりすぎないように。

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コメント

どーも。利権の争奪戦も、なかなかタイヘンそう。いろいろな組織をつくって旗をたて。「食の検定協会」なんて、いかにもウサンクサイ名前。

投稿: エンテツ | 2007/06/13 11:56

エンテツさん、おはようございます。
「食育利権」の構図にスッポリとはまっていないことをむしろ幸せに感じないといけませんね。ビンボー人のひがみかな?(私のことです)
昨日のブログで紹介されていた『季刊 うかたま』を見ました。「食の検定」テキストも手にとって見ました。う~ん、やはり問題ありかなと感じた次第。

投稿: 河合知子 | 2007/06/13 09:52

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