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2007/10/27

「ふだんの顔」「ふだんの生活の場」からまちづくり

Machi_zassi_001きのう『雲のうえ』5号が届いて、じっくり見た。いやまったく、素晴らしい。自分が関わっていながらいうのもおかしいが、このように食堂を表現できる場があったなんて。

それはともかく、おなじきのう北区まちづくり公社でもらった資料を見ている。その中に『街よ!元気になれ』という雑誌がある。これは、公社が年に1回発行するもので、1冊1テーマの全特集で編集されている。それと、もう1冊、年に1回地域特集のものを発行している。つまり、年に2冊だね。

その企画・編集に関する基本的な考えを述べた資料には、「「まちづくり=都市基盤づくり」という狭義にとらわれず、区民の視点からみた幅広い「まちづくり」を対象とするものであること。」という一項がある。というわけで「飲み歩き隊」なるものも組織され、大衆酒場の多い北区内を飲み歩いて記事にしたり、といったぐあいなのだ。北区にはJRの駅が多いのを生かした「駅弁コンテスト」なるものもおもしろい。

つまり、「ふだんの顔」「ふだんの生活の場」を見直して、そこから「まちづくり」を考えていこうという取り組みと理解できる。

これは『雲のうえ』の方向性と共通するところがあるようだ。そこで思い出したのが、岩手県盛岡の『てくり』だ。今夏、盛岡へ行ったときにバックナンバーを買ってきてあって、ここで詳しく紹介するといいながら、まだやってない。すみません。

この雑誌の、表紙には、「伝えたい、残したい、盛岡の「ふだん」を綴る本」とある。有料のリトルマガジンだけど、「高級」という意味ではなしに、かなりクオリティの高い雑誌だ。

この3冊、それぞれちがう特徴を持っている。しかし、「ふだんの顔」「ふだんの生活の場」から見よう考えようという方向性は共通しているように思う。これは、なかなかおもしろい傾向ではないかな。少なくとも、「気どるな、力強くめしをくえ」「普通の食事を大切に」「ありふれたものを美味しく食べる」とかいい続けているおれとしては、とても興味ある動向なのだ。

そして、しかも、北区の雑誌のばあいもそうだし、『雲のうえ』もそうだが、テレビや商業雑誌が、それをもとに番組や記事をつくるといったアンバイで、けっこう宣伝波及効果がある。ま、人びとの関心も、身近な「ふだん」に向いてきたということでもあるようだ。そして、そういうことになると、テレビや商業雑誌は地域誌に頼らざるをえない。これは、おもしろいことだ。

それに、『雲のうえ』『てくり』『街よ!元気になれ』も、現在から未来を志向しているのであり、昔はよかったの「嘆き節」で終わらせるわけにはいかないというのところが、またおもしろいと思う。未来へむかう、自分たちの街の物語を発見し、創造しなくてはならない。『雲のうえ』の今回の特集「はたらく食堂」では、そういう視点で食堂を見て書いた。

岩手の「地元学」や北九州の雑誌『雲のうえ』は、「地域ブランドセミナー」のネタにまでなっている。アイアムペン「石垣島だけのブランド確立を-専門家招き「地域ブランドセミナー」」…クリック地獄

「てくり」のサイト…クリック地獄

北区まちづくり公社…クリック地獄

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