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2009/02/17

「大物」な「大宮名物 餃子の大雅」。

忙しい。文章は、あとで。と朝書いた夜、下記の文章を掲載。

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じつに堂々たる名前だ。「大宮名物 餃子の大雅」を知らぬか!と、さいたま市は大宮の東北のはずれ見沼区の東大宮に店をはる。東大宮駅西口から5分かからない。よく行くスーパーの近くにある。

「大雅」より「大河」が似合う、「大」な幾何学的な店といえる。店の建物も雰囲気も親父も、そして味覚も。幾何学的「大」な精神にあふれている。おれの幾何学的「大」な精神の部分が感応する。まずは、いまの都心では難しいだろう。駅から5分かからない立地を考えれば、大宮だって難しい。

大通りから入った、だけど裏通りというには広い片側一車線の通りに目立つ「大」な看板。そこに「大宮名物 餃子の大雅」とある。一度見たら気になって、入らずにはいられない。こんなところに「大宮名物」、本格中華料理屋風な名前の「大雅」だ。

しかし、いや、しかも、か。その建物は、まったく飾り気のない、単なる長方形の箱。工事現場の事務所や倉庫にしては上等なプレハブのように見える、学校の体育館のような。入り口に屋根の突き出しもない。まさに幾何学的だ。

なかに入れば、すぐ目の前は、奥に向かって直線のカウンター。カウンターをはさんで左が客席、テーブルもある。約50席ぐらい。そして右に厨房。カウンターで仕切られた客席と厨房は、1:2といったところか。つまり客席は3分の1面積ぐらい。まったく飾り気がない。

メニューは、焼餃子450円、水餃子350円、ライス250円、キムチ300円、ラーメン500円、味噌ラーメン700円、チャーシューメン700円。生ビールと酒とウーロン茶とコーラ。のみ。直線的な幾何学的メニューといえる。

画像のラーメン、これまた幾何学的に「大」のイメージだ。チャーシューは落し蓋のように大きく麺が見えない。餃子は一人前10個ある。大きい丸々とした餃子。見た目の大きさの割りにアンは少ないが、ジューシーで、かじった瞬間、煮込みスープの袋詰めかとおもう。

味、もちろん幾何学的だ。たくましい。ニュアンスとしては「骨太」といってもよいのだが、誤解されるおそれがあるから、幾何学的という。卓上には都内ではめったに見かけない一味唐辛子があった。これをラーメンの表情が真っ赤になるほどかけて食べようかとおもったが思いとどまった。でも、そうすべきだったかもしれない。生ビールについてきたキムチがうまかった。

すべては「大雅」より「大河」が似合う。が、「大雅」である。その精神というかセンスというかを、おれは厨房の大陸的雰囲気の親父と、その妻らしき女将を見ながら考え、食べた。神経症的過敏といえるほど、都会的繊細な精神の洗練をよしとする傾向が失った味覚。幾何学的精神に感応する味覚。東大宮という立地ならではのことかも知れない。

また行くだろう。餃子とキムチで、一杯やりたい。生餃子の持ち帰り販売もやっていて、おれがいるあいだ、10人ほどの店内の客より、その客の方が多かった。

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コメント

おけいさん

客席50ほどもある大きさの店で、ここまでメニューをしぼるのは、冒険だと思うけど、潔く、大らかで、堂々としてますね。

投稿: エンテツ | 2009/02/18 19:11

エンテツさん
清々しいメニューですね。思わず嬉しくなってしまう。福岡のだるま(焼うどん)も清々しいメニューであったこと、思い出しました。

投稿: おけい | 2009/02/18 14:38

いいね。金土日は休憩時間なしだし。
ただ、焼酎はないよ。ま、二軒目で焼酎にすればいい。

投稿: エンテツ | 2009/02/18 00:47

ああ、次回はここにしませう。

投稿: 吸う | 2009/02/18 00:26

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