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2009/02/08

トークライブでジェネギャップに呆然、泥酔のなか「野暮連」を構想す。

きのうは、下北沢のスローコメディファクトリー=スロコメで泥酔論トークライブだった。

先日、須田泰成さんと電話で打ち合わせのとき、「エンテツの大衆食道」の動画を見たのち、泥酔に必携な歌と踊りについてやりたいと話した。歌というのは春歌で、踊りというのは裸踊りが、おれの頭にあった。

「高校のころから覚えた春歌をやろうかとおもっているんだけど」
「ああ、エンテツさん山岳部だったからね」
「そうそう、ほら、国民の酒焼酎は…って歌あるでしょ」
「ああ、ありますね」
「あれは4番5番とうたっていくと、だんだん春歌になるんですよ」
「えっ、そうなんですか、それはおもしろいですね」
春歌というのは基本的に替え歌だから、出だしはフツウでも、どんどん替えて春歌にできちゃう。そこがオモシロイ。それが、どう泥酔論とつながるかは、ま、その場で強引につなげればよいだろう。とにかく、うたとおどりと泥酔なのだ。

ってことで、きのうは、出かけるギリギリになってから、春歌の資料をつくった。「国民の歌」と「ツンツン節」と「かぞえうた」がいいだろうとおもって、ネット検索などで調べたら、「国民の歌」だけでも、いろいろな替え歌があってオモシロイ。ヨシッ、じゃこれだけでやって、ほかのネタはとっておこうと、大急ぎでA4二枚にまとめプリント。途中でコピーして、17時すぎにスロコメに着いた。

このブログで告知しただけだから、ほんとにひとは集まるのだろうかとおもっていたが、まずあらわれたのは、飲み人の会の野暮な連中。それに、なんと、「酒とつまみ」編集のナベちゃんとサイカメさん、そして大竹さんまで。見たことあるけど、はて誰だっけなあという女が女と連れ立って、ほかに知らない顔が何人か。

須田さんの司会で、ちゃらんぽらんと始まった。「エンテツの大衆食道」は鶯谷・信濃路編、3回分に編集されていたのを全部みる。なんといってもナレーションがおもしろい。しばし、須田さんと対談のようなかっこうで、信濃路のおもしろさを話す。話しながら、しみじみつくづく信濃路は24時間いてもおもしろいとおもう。

始まる前の生ビールから、ホッピーにかわり、中のおかわりを焼酎たっぷりにしてもらい、グイグイ飲みながら、おもいつくままに話し、テキトウなところで「国民の歌」に。

この歌は、去る1月2日、上野公園の「さすらい姉妹」公演のあと、団塊世代男二人と行った信濃路で、ある人の話になり、その人が酔うとうたうという「国民の歌」を、まわりには聞こえないようにうたった。もう、大笑いのド春歌なんだけど、おれが資料に持っていったのは、最初のほうは、ふつうに歌うものだ。それが、だんだん春歌になるところがオモシロイ。

おれはトウゼン、誰もが、「国民の酒焼酎は…」という出だしぐらいは知っているとおもっていた。それもたいがい春歌になることは知らないで、出だしをうたう。そうでなきゃ、この話はおもしろくない。ところが、場の雰囲気がおかしい。みながトウゼン知っているとおもっていたが、なんと、聞いてみると、誰も知らないのだ。

信じがたい。おまえら日本人か、日本の庶民か、ブルジョワ階級のつもりか、といいたいのをこらえて、うろたえながら「じゃ、ツンツン節は知っているでしょ」と聞くと、これも知らないという。おまえら、ツンツン節知らないで、高校生のとき何していたんだ!と言いたい衝動と、それすらも声にならない絶望にとらわれ、おれは呆然と立ち尽くすしかなかった。

その場面が、この日イチバンの大笑いのコメディだった。とおもう。そう、だから、こういうジェネレーションギャップを埋めるためにも、トシのちがうものが一緒に飲んで泥酔するのが大事なのである。お互い知っているつもりで、じつは何も知らない。同じぐらいの年齢、同じような業種、同じような趣味、同じような話題の、「話のあう」ひとたちと飲んでいるだけじゃ、コミュニケーションギャップは埋まらず閉塞とクライシスに陥る、だからもっと泥酔を、てなオチで終わった。ような気がする。

トークの最中に、瀬尾幸子さんが入ってきた。終わって懇親会。なーんと、始まる前の「見たことあるけど、はて誰だっけなあ」は、アノニマ林かんなさんだったのだ。いやあ、痩せたんでわからなかったよ、と言ったのだが、ほんと。もしかすると5年ぶりぐらいか。自宅まで行って飲んだり、祖師谷で飲んだり、店を始める前の大田尻家で飲んだり、何度も会っているのに、ほんと、スマートになったんでわからなかった。しかし、まあ、うれしいこと。そして、初めて会った何人かのかたのなかに、2008/12/08の野狐禅の「ならば、友よ」にコメントをいただいたKOWさんがいた。すごくうれしいことなり。

瀬尾さんとお仕事中の編集者の方を紹介され、頼まれたことは、忘れないで覚えている。大野さんが、若いドイツ人女を含む3人と連れだってあらわれた。とかとかとかで、酔いは深まるばかり。おお、電車がなくなるよ~。池袋乗換えのくわじまゆきおさんや、KOWさんらと連れ立って出る。赤羽で宇都宮線最終電車に間に合った。

トークの最中、すぐ前のテーブルに陣取っていたのは、ほかの人たちには「エンテツ親衛隊」と見られるようになったらしい、いつもの顔ぶれだった。野暮な男たち。シノさん、タノさん、コンさんは一度渋谷の飲み会へ行きまたもどってくるという熱、クマさん。かれらは、やはり、どう見ても野暮だ。酔いと呆然のなか、ふとおもった。おれもそうだが、都会的な洗練だの器用だの上手だのは関係ない野暮なニンゲンは、かわいい。そうだ、「野暮連」をつくろうと閃いたのだった。次回、もしスロコメで三回目の泥酔論のトークライブがあるとしたら、「泥酔と野暮の居場所をめぐって」にしよう。

みなさん、どーもありがとうございました。
しかし、誰かが言っていたけど、スロコメは、ちょっとほかにはない、まったりなよい雰囲気が熟成されてきた。須田さんの人柄か。

スロコメ日記…クリック地獄

参考。一番だけでも、いろいろな「国民の歌」

国民の酒焼酎は、安くて回りが速い
一級酒は高すぎる、ビールでは腹が張る
国民の酒焼酎は、安くて回りが速い

国民の酒 焼酎は 安くてまわりが早い
ビールでは腹が張る ウイスキーじゃ 高すぎる
国民の酒 焼酎は 安くて まわりが早い

国民のお酒、焼酎は、安く~て量がある
日本酒は高すぎる、ウィスキーは柄じゃない
国民のお酒、焼酎は、安く~て量がある

国民の酒 焼酎 安くて回りが速い
一級酒では高すぎる ウィスキーでは強すぎる
国民の酒 焼酎 安くて回りが速い

国民の酒焼酎は 安くて量が多い
洋酒では 高すぎる ドブロクは 酔いすぎる
国民の酒焼酎は 安くて量が多い

元歌は、KOWさんがyoutubeで見つけてくれた。ド革命歌の「赤旗の歌」日本語版。
http://www.youtube.com/watch?v=t8rs_p4YTFQ


さらに、ふろく。前のエントリーの画像の追加。ダビちゃんは、そんなに酔っていたとはおもわなかったが、おれが酔っていて判らなかっただけで、帰るころはロレツがまわらない状態だったらしい。翌日も激しい二日酔いだったそうだ。けっこうよく踊っていたから、酔いがはやかったのかもなあ。飲んだときの歌や踊りは、上手である必要はない。野暮でも下手でもいい、どんどん好きなように歌って踊って飲んで泥酔を楽しむ。そうだ、こんどダビちゃんにフランスの春歌についてきいておこう。
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