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2009/11/03

グッと寒くなって、気になる久家靖秀写真集『Atelier』(FOIL)発売。

急に寒くなったせいか、脳みそも冷え、キーを打つ手も冷たく、作業能率が落ちている感じだ。おもうようにすすまないので、一休み。

久家靖秀さんの事務所から、久家靖秀写真集『Atelier』(FOIL)刊行のメールが届いた。「足掛け10年かけて撮影を続けた写真がようやく1冊にまとまりました」とのこと。これは、かなり気になる。以下、案内を、そのまま転載する。

Atelier_jacket100_2

2009年11月刊行
久家靖秀写真集『Atelier』

「美術作品は作家の思考をたどるきっかけ。
作品が人と同じように存在するのであれば、その細胞を見たい」

2000年初頭より久家靖秀は、美術家たちの制作現場をシリーズとし
て撮影しています。
混乱の中にエネルギーをはらむ会田誠さんのアトリエ、
荒川修作さんの三鷹天命反転住宅の建築現場、
在りし日の“日本のプチファーブル”熊田千佳慕さんが筆を握る姿。
久家靖秀が多くの作家と出会い、制作の瞬間に立ち会うことで
一枚一枚の作品が生れ、写真集となりました。

香月 泰男(洋画家)
会田 誠(美術家)
舟越 桂(彫刻家)
大野 一雄(舞踊家)
草間 彌生(美術家)
荒川 修作(美術家)
川俣 正(美術家)
村上 隆(美術家)
宮島 達男(美術家)
折元 立身(美術家)
宇川 直宏(映像作家/デザイナー)
飴屋 法水(美術家)
立花 ハジメ(映像作家/デザイナー)
神山 健治(アニメーション作家)
山口 晃(美術家)
熊田 千佳慕(画家)
敬称略

自由な部屋。
何をしても良い、汚しても、壊してもいい。寛容な場所。
そこにいるのはアーティストを精神的に支えたり、
実務を支えるスタッフの存在。
ちゃんとしていない皿、変なマグカップ。
あるいはアトリエを離れて、
作家が自分の作品を他の協力者を得て実現する現場。
どこに行ってもあるのは、電気ドリル、
かならずあるのはmakitaのねじ回し。
久家靖秀(あとがきより)
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書籍概要

タイトル:Atelier
写真:久家靖秀
デザイン:山野英之
予価:2940円(本体2800円)
判型:A4判変型(280mm×210mm)
ページ:144ページ/ソフトカバー
ISBN978-4-902943-49-8 C0072
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いじょ。

久家さんの「あとがきより」に、いかにも久家さんらしい関心や興味の「眼力」を感じる。それは、ファインダーをのぞく「眼力」でもあるのだろう。

久家さんとは、古墳部の旅で一緒だったり、「泥酔論」トークライブに来ていただいたり、先日はアンチヘブリンガンで呑んだりと、けっこう呑んでいるが、仕事についてはあまり知らない。「四月と十月」の同人にして、『クウネル』や『雲のうえ』で活躍している、ぐらいのことしか知らない。でも、いろいろな話をした。たいがい、酔って覚えていないけど。覚えていることも、けっこうある。旅の途中で、撮影しているところは、何度か見たな。おれが旅館でゴロッとしていたら、その姿を撮られたこともある。そのとき、久家さんはおれに声をかけ、おれはそのままのポーズを続けたのだが、これが、ある種の「ディレクション」になっているような感じで、ナルホドとおもった。

糸魚川の帰りの電車のなかでは、久家さんはデジカメは持っていないが、それぞれが持っているデジカメで、撮影してみてくれるアソビをした。これは、なかなかおもしろかったし、ナルホドとおもうことがあった。そうそう、トランプのときは、おれは久家さんの下手にいて、おかげで、久家さんのほうが先にあがり、後塵を拝したことが多かった、そのときもナルホドとおもった。

たぶん久家さんのようなひとは、「作家志向」とか「作品志向」とか「芸術志向」とかいわれるのだろう。だけど、それは、まわりがそのように型にはめてみているだけなのであって、久家さんは、よく見て、よく考えて、よく研究して、よく計算して…といった、フツウのことを積み重ねているだけにちがいない。その結果が、写真になる。おれには、そうおもえる。フツウのことをキチンと重ねる、これが、けっこう難しい。おれなんか、できてない。

それにしても、写真撮るには、やはり「眼」が大事なのだな。久家さんは、全身「眼」なのだ。着眼点、関心や興味の持ち方に、「眼力」を感じる。「眼力」は個性だろう。どうも、そんな気がする。

このあいだ、アンチヘブリンガンでは、久家さんは仕事帰りでクルマだったので呑んでいなかった。帰り、そのクルマに乗せてもらった。まったく覚えていないが、あとでスソ古墳部長にきいたら、おれは新宿でもう一軒呑んでいこうといっていたらしい。すでに25時をまわっていたはずで、疲れているところを、申し訳ないことをした。おれは、単に全身「酒」だけの男である。

FOILサイトの『Atelier』案内。
http://www.foiltokyo.com/book/art/atelier.html

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コメント

「Atelier」欲しいですね。期待大です。


いまさら全身「酒」をやめられないとまらないあたしのことも、よろしく~。

投稿: エンテツ | 2009/11/06 00:02

「Atelier」欲しいです。
表紙の写真にググイときたのと、
好きな作家さんの名前がズラリ!

そしてそして、全身「酒」のエンテツさんが好きですアタイ。

投稿: 更紗 | 2009/11/05 16:58

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