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2009/12/07

「書評のメルマガ」連載の最終号の原稿を書いた。全力で欠陥の多いことを成す。

020「書評のメルマガ」に連載の「食の本つまみぐい」は今月が最後になる。その原稿を書いて、編集の河上進(南陀楼綾繁)さんに送った。03年8月13日vol.128の第1回『庖丁文化論』江原恵で始まり、今回で35回目、玉村豊男さんの『料理の四面体』。最後を、このように結んだ。

「この連載は、これが最後。連載を始めるときに、最初は江原恵さんの『庖丁文化論』で、最後は本書で締めくくろうと決めていた。日本の料理の歴史のなかで、もちろん万全ではないが、「画期的」といえるのは、この2冊だろうと思う。しかし、どちらも古本でしか手に入らない。料理は「実用」か「趣味」そして「くえればよい」「うまければよい」から成長がない文化なのかも知れない。」

あまりかっこうよい終わり方ではないが、ま、おれらしいかな。といったところ。河上さんに連載のチャンスをいただきながら、自分にとってはよい「学習」のチャンスになったが、自慢できるような内容になってない。平均で30点~40点ぐらいか。ま、これも、おれの「それゆけ30~50点人生」らしいといえるか。

ただ、毎回、書くときは集中し全力をつくした感じはある。いつも、これまでとちがう何かを、できる力もないくせに全力で模索すると、このように点数の低い、欠陥の多いことを成す結果になる。

しかし、これも積み重なると、トツゼン霧がとんだように見えてくることがあるもので、おれのように鈍い男でも、今年の夏ごろだったかな、けっこうヒラメクものがあった。今年の夏、おれは何か変ったのじゃないかと思っている。なにしろ、今年の後半は、時間がたつのが遅かった。これは、どうしたことだろう。悪い方へ変ったのだろうか? でも、なんだか来年は、なんでもうまく書けそうで、自信満々なのである。おかしい。

こんな自分勝手ができる連載だったのは、ありがたい。もしかすると、とんでもない文章を載せやがってと、河上さんは小言やら批判やら浴びていたのかも知れないが、おれは知らん顔。河上さんの固太りの身体と、メタボを気にせず食べる力は、そんなものにビクともしないだろうと、アンシンしてやらせてもらった。河上さんも「書評のメルマガ」の編集担当は今月が最後になる。お世話になりました。

読んでくださった方が、どれぐらいいるかわからないが、お付き合いいただき、ありがとうございました。って、まだ、最後の回の配信がありますからね。

こちら、ザ大衆食のサイトに、連載の一覧とリンクがあります。リンクは、まだ全部をサイト内にまとめてないので、「書評のメルマガ」の当該号にジャンプするものもあります。…クリック地獄

いま気がついたが、「本好き活字中毒者たちのメルマガ「書評のメルマガ」に「食の本つまみぐい」隔月偶数月連載中」なんていう紹介をしている。おれは、本好きでも活字中毒でもないのに、ずうずうしい。

画像は見沼たんぼ、市民の森。

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コメント

どーも、忙しいのは、なによりですね。忙しいほど、お客さんがいれば、「おいしい」とよろこんでくれるお客さんがいれば、ミシュランなんぞクソクラエですよ。

そもそも、あのミシュランの売れ行き、東京版は大幅ダウンですからね。ま、想定ラインだと強がり言っているようですが、開店のときは行列だけど、あとはスカスカで客の少ないレストランのようなものです。

毎日、仕事のあとの一杯がうまい仕事を続けていたら、きっと、いい仕事をしているのだし、さらにいいことがある。と、一杯やってヨツパライのワタクシです。

しかし、比叡の山は、寒いでしょうね。数年前の年末、雪の中、比叡山の根本中堂あたりから裏のケーブルカーの駅まで歩いて、ひどい目にあったことを思い出します。寒さを蹴散らしながら、クリスマス、年末年始、大いにお客さんをよろこばせてください。

投稿: エンテツ | 2009/12/08 23:44

クリスマスを目前にひかえながらも、やっと、
春から紅葉のシーズンまで、ノンストップで忙しかった仕事が、少し落ち着いたのでこの2~3日エンテツさんのブログを久しぶりにたのしんでました。
この前、会社のとても偉い方に、ミシュランの星 なかったねって言われて、気にはしてませんが、寂しい感じでした。
やはり、同じ組織のトップにいる方は、現場で毎日くりひろげられている事を、見れず、
他の方と同じように、ミシュランから、私達を見てるのが、悲しいですね。
私達を見てくれたら、ミシュランなんて、関係ないのに。
百歩譲っても、私達を見てればそんなに欲しいミシュランでも、こちら側から、見えてくるかもしれないのに。

現場にとっちゃ、ガイドブックを意識して作ってないし、メディアを考えて盛ってない。

レストランに最近たくさんのおじいちゃん、おばあちゃんがいらしてくれますが、来てくれた、おばあちゃん達が必ずといっていいほど言ってくれるのが、
「なんやわからんハイカラな料理やったけど、美味しかったわっ」って。・・・・うれしいです。

なんやわからんけど、美味しい。

グルメやウンチクではなく。

なんやわからんけど、美味しいから、興味を示してくれて、勉強もしたりして、ウンチクも出るんじゃないのかなと。

高いワインだから美味しいんでなくて、
美味しいワインだから、高いのかも。

長くてすみません。

比叡山は寒いので、帰ったらエンテツさんのブログで今日は、熱燗とエイヒレでも楽しみます。ではまた。

投稿: giraud | 2009/12/08 19:02

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