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2010/07/08

ますます偏屈と悪態のままに。

チョイとさあ、みんな忙しすぎるんじゃないの。たいした能力もないくせにあるツモリになって、やりすぎなんだよ。自分のばかさ加減を自覚しろーい。

とか、言ってみたくなりますね、こんちくしょう。しわよせのシワシワが、おれのような弱いフリーライター、弱い老人、気も弱ければ、精力も弱い、そういうところに押し寄せて、ただでさえシワだらけの顔がシワシワシワで、脳みそのシワのほうは、のびっぱなしのツルツル。となると、こっちはせいぜい口の悪さと偏屈なままに対応せざるをえない。

そういや、おれは年とともに、偏屈度と悪態度が増しているらしい。ようするに、ただでさえ悪い口が、ますます悪くなっているらしいのだが、本人はあまり自覚がない。だから、なぜこうもひとに疎まれ世間が狭くなっていくのかわからない。こういうのも「老人力」というのだろうか。

でもね、口の悪いやつには悪い人間はいないといわれるように、まったく、バカがつくぐらいお人よしのいい男なんだがなあおれは。と、ぼやいても始まらないか。

何を書こうとしていたか、忘れた。なんか、いろいろ日程が詰まってきたなあ。いろいろお楽しみもあるが。

そうそう、上野オークラ劇場が、8月1日に「上野オークラ劇場・新館 オープン記念 女性限定上映会「ピンク映画館へ行こう!」 というのをやるよ。

上野オークラ劇場のブログ、こちら…クリック地獄

うっかりしていたが、上野オークラでは、山﨑邦紀監督の「美尻エクスタシー 白昼の穴快楽」を、きょうまでやっていたのだ。同じブログの7月5日「さすが山﨑監督!」を、ごらんあれ。

この映画については、試写会を見て、2010/04/16「山﨑邦紀監督は、希望である。」に書いている。これは、オススメ。単に「抜きたい」人には、あまり効果的ではないような気がするが、もう一度観てもよいと思っていた。コメディとしても、そうとうおもしろい。もちろん、映像のつくりは、山﨑監督だもの、すごいこだわりで。

浅草あたりの映画館で、この上映があったら、観て浅草で呑むというのを、やや盛大に野暮にやりたいと思っていたのだが、上野オークラはきょうで終わりだとしても浅草の映画館ではどうなのだろうか。でも、どのみち、忙しくなってしまったから、そんなメンドウを計画する気がなくなった。誰か計画して、その日にちがあいていたら参加するのならよいが。

ついでといってはなんだが、同じようにチョイとアカデミックな方面のことだが、五十嵐泰正さんのブログが1年弱ぶりぐらいに更新され、『POSSE 第7号』特集「地方から『新しい公共』を」で、「北の『荒野』を往く ~『成長の爪跡』と向き合う旅」というルポあるいは紀行文を掲載しているとのことだ。…クリック地獄

すごい興味深い。「日本で最も美しい村」連合の取材をしたのは、きょねんの夏だったが、ようするに「まちづくり」だの「まちおこし」だのチャラチャラした話ではなく、「新しい公共の価値」をどうするかってことが、このまあ人口は減る一方で出口がまったく見えてこない閉塞のなかで、ますます重要なテーマになるだろうことは、まちがいない。

それも、地方公共団体のことだけでなく、たとえば、食堂や居酒屋などの飲食店の経営にしても、その経営が地域に位置づこうとするなら、地域の公共の価値として、どう位置づくかということがテーマになるだろうということが、これまでと違ってくる。ただうまければよいということではなく、その「うまさ」が、地域の公共の価値として、どういう関係になるかということなのだな。一つの経営の存続は、新しい公共の価値と密接にならざるを得ないのだ。

その点、きのう簡単に紹介したが、今回のミーツ別冊『千葉の本』は、「もう二度と、「千葉は何もない」とは言わせません」と、じつは「新しい公共の価値」を掘り起こしている。それは意図的にされたことではないだろう。編集前記で、本誌編集にして千葉市在住歴28年の白井いち恵さんが書いているが、「出身地コンプレックス×地元音痴が加速するのも無理はない」状況の千葉をテーマにした結果なのだ。

そして、極端な東京一極集中化のもとでは、同じような状況下にある「地方」がいくらでもあるということを考えれば、『千葉の本』は、情報誌という枠組みでありながら、「新しい公共の価値」を提起しているといえる。それができたのは、ミーツならではの編集力だと思う。ま、おれはそのように見た。

『POSSE 第7号』特集「地方から『新しい公共』」は読んでないから、どういうことかわからないが、うまく日程があえば、五十嵐さんと会って、本誌をいただけるようだし話しも聞けるようだから、それからもっと考えよう。

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コメント

ヤマザキさん、「百合子、ダスヴィダーニャ」のクランクインも9月だし、なにかと忙しいことでしょう。

『美尻エクスタシー 白昼の穴快楽』は、ぜひもう一度見たいと思っていますが、京都までは行けませんね。にしても、この京都シネマの企画は、すごいです。すばらしいですね。おなじ企画で、東京のどこかの映画館でやってくれませんかね。

関西方面の人がうらやましい、ぜひ見に行ってほしいです。あらためて本文エントリーでも宣伝しておきます。

「ザ・コーブ」は、チエさんも見ていて、チョイと感想を聞いたのですが、内容もそうですが映画作りとしても、いろいろな見方がありそうですね。ヤマザキさんの感想、楽しみにしています。

私は、鯨食については、声を大にして守らなければならないような伝統文化だとは思っていないし、たいがい食の生産流通というのは生活がかかっているし欲がらみで、それほど美しいものだとは思っていないのですが、その鯨食を叩く方も、それほど美しいとは思えません。その双方の下心みたいなものを、意図せず、レンズがとらえていたらおもしろそうと、ヤジウマ根性で思っていますが。ま、映画づくりのことは別として。

投稿: エンテツ | 2010/07/14 00:46

拙作上映の件、気にかけて頂き恐縮です。わたしも7月はじめの鳥取・尾崎翠フォーラムに参加し、その後、京都に回って、7月24日からの浜野監督特集の打ち合わせから帰って来たら、拙作の上映が終っていたことを知りました。まあ、上映が始まることも知らなかったので、知らない間に終っても当然なのですが。
京都の特集は、一般映画館=京都シネマと、ピンク映画館=本町館がタッグを組んで、浜野監督の自主制作作品3本と、旦々舎のピンク映画3本を上映するという、珍しい企画です。ピンク3本のうちの1本が拙作『美尻エクスタシー 白昼の穴快楽』です。
大兄の読者には関西方面の方も多そうですので、図々しくも宣伝させてください。

●京都シネマ
http://www.kyotocinema.jp/
●本町館
http://homepage3.nifty.com/a-sp/honmachi.htm

京都シネマは、地下鉄四条駅の上にある洒落た3スクリーンの映画館ですが、話題の「ザ・コーヴ」を上映している気骨のある映画でもあります。
おかげで同映画を観てきましたが、とても面白かった。よくできたアクション映画で、ドンキホーテあるいは奥崎謙三みたいな主人公に笑いましたが、確かに突撃される方からすれば迷惑千万です。しかし、奇矯な偏光レンズにも、一欠けらの真実は写るような気がしました。
感想はブログにでも書いてみたいと思っています。

投稿: ヤマザキ | 2010/07/13 23:16

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