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2011/03/03

人間もパソコンもネットも複雑怪奇。

とりあえず、パソコンで文章作成とメール送受信、ネット閲覧にブログの書き込みはできるようになった。問題は、OSがWinからLinuxに変わったことだ。まるで別の国に移住したように、いろいろ問題がある。そんなに多くはないのだが、ガスがあっても鍋がないていどには、大きな問題ではある。

いちばん大きな問題。外付けハードディスクにバックアップしておいた文章や画像を使おうとした。これは圧縮ファイルで保存されていて、解凍するとき「書庫マネージャ」というものを使う。書庫マネージャでは、「解凍」といわず「展開」というのだけど、まるで言い方が違えば役に立たないかのように、「展開」したファイルは見ることができない。つまり、過去の文章と画像は利用できない状態にあるのだ。これは、大問題ですぞ。

つぎに、ザ大衆食のサイトは、ホームページビルダーで作成していたのだが、ホームページビルダーが使えない。ブログに載せたりする画像の管理や加工などは、Picasaを使用していたのだが、これが使えない。でもまあ、これらは対処の仕方があるようだから、順次解決されるだろう。

問題は、やはり、文書や画像のバックアップを使えるかどうかなのだ。一度、書庫マネージャで「展開」しているし。どうなってしまうのだろう。

それから、もう一つの大問題は、こういう問題の対処のため、いろいろネットで調べると、まずLinuxや関係アプリのヘルプなどは、ほとんど英語の世界である。そのうえ専門用語だらけ。もう、ほんと、異国か別の星へ行ったようですね。

でもまあ、知らないOSとつきあうのは、知らない国の人と付き合うように楽しいし、それにLinuxや関係アプリの世界は、これまでのWinの世界と違って、その「思想」からして、なかなかおもしろい。

しかし、これまでの文章と画像が使えないとヒジョーに困る。いま原稿を作成している、次の本に使う予定の画像が、たくさんあるのだ。とにかく、まずは、誰かのWinのマシンを使わせもらって、バックアップの圧縮ファイルの状態を知る必要がありそうだ。ま、ゆるゆる対処していきましょう。とりあえず、一週間以内に原稿の締切りが2本あって、これはパソコンで作成しメールで送れる。

ところで、パソコンを壊したのは、2月19日か20日だった。その後、おもしろいことに、ときどき、腕を失ったように、カラダというか腕のあたりが疼いた。つまり、たぶん脳ミソの方が習慣的にパソコンに向かおうとするらしい。ところが、パソコンはない状態。腕から指先が、キーを求めて疼くように、カラダが疼く。やや中毒になっていたのだろうか、とすれば、おれはまだアル中ではない。酒を飲まなくても、このようにカラダが疼くことはない。

コンピュータは、たしかに人間の脳の外延なのかも知れないし、その相互関係のなかでは、人間がコンピュータの外延に位置してしまう関係もありうるようだ。ネットがないと「不便」「故障」を感じる関係は、すでにそういうものだろう。バーチャルとリアルの境界なんてなくなって、相互に浸蝕しあっているのだ。

などと考え、しばらくパソコンやネットのない暮らしもよいかも知れないと思った。たしかに、習慣的惰性的にハマっていた面はあるようで、いろいろ見直すには、よい機会になった。人間は、「支配」されやすいものなんですなあ。

とくにツィッターなどは、簡単だし楽しいだろうし、だけどよく考えると、個人情報保護法なんてのがあるのに、自ら進んで個人の家族や家の様子、友達関係をさらけだしているひともいるわけで、なんだかヘンなんだな。

その一方に、「匿名」だからという、根拠のない安心のようなものがある。それで、誰でもが見られる前でストリップをやるように、ぼろぼろ自分のプライバシーをさらけだしたり、面と向かっては言えないようなことを言う。そういうのって、プライバシーやコミュニケーション、つまりは人間として、望ましい在り方なのかと、まあ、哲学レベルのことまで考えたりしたのだった。

人間は「つながり」のなかに存在している。だから、匿名でやっていても、とくにツィッターのように、つながりが露出されやすいものは、そのつながりから、個人を特定する方法は、まったく不可能ではないわけで(フォローしあっている片方が匿名でも、片方が実名だったりしたらとくに)、そもそも「匿名」などというのはプライバシーの保護とは関係ないのだ。実名でこそ、守るべきプライバシーも自覚されるし、コミュニケーションの在り方も自覚される。

「匿名」なんぞに頼ったプライバシーやコミュニケーションなどは、それこそ幻想だろう。匿名でやるなら、小説を書くように虚実のオアソビがよいところ。でなければ、匿名でやっていても実名の覚悟で、やることだろう。

まだ、おもしろいことがあって、こうやって、ブログを書いている、その文字のフィーリングが、WinやIEのときとは違うし、もろもろフィーリングが違って、なんとなく文章の調子も違っちゃいそうなんですな。この間、原稿用紙に文章を書いていたのだが、パソコンで書くときと微妙に違っていて、それはまあ文体が確立していないし確立させる気もない自分の未熟なのだが、人間もパソコンもネットも不思議おもしろいと思った。

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