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2011/11/14

ミーツ12月号「京橋帝国」はキョーレツな面白さ。次号では「汁かけ論」をブチ上げるぞ。

Dscn0614「今日発売のミーツ12月号、特集が「京橋帝国」。パラパラ見ていたら、キョーレツな面白さで、仕事にならん」と、ツイートしたのは11月1日。ほんまおもしろい、と、大阪弁で言いたくなる。

破天荒というか、なんというか。こういう街があると知るだけで、生きているのが楽しくなる。JR環状線と京阪電車が交差する京橋だが、大阪に住んでいるあいだも、行った記憶がない。鶴橋や天満とも、また違う、まさに「京橋帝国」と言えそうな独特な面白さがあるようだ。ぜひ、行ってみたい。

今回、とくに面白かった記事は、「まついの歩みは、京橋帝国史」。

Dscn0615「京橋に3店舗を構え、戦後すぐより商売を続けてきた、[松井]の社長に突撃インタビュー。というよりも一緒にゴキゲンに飲んでましたよ、が正解か」と、ライターさんは、お馴染みの松本賢志さん。

昭和27年創業の、家族経営の2代目社長は、おかん。3人の息子と娘のおかん。人と店と街の雰囲気を、ちょっとだけチョイスしよう。

インタビューの場所は、焼肉店。飲みながらということになって、おかん社長が「肉は、どないしはります?」と。何か注文するかということだが。編集部が「何かオススメはあります?」ときくと、おかん社長は「特選もあるけど、ロースもハラミも普通のんで十分おいしい」。「じゃあ、ハラミとロースを…普通のんで(笑)」。

高校生のときから店を手伝っていた社長だが、「実は私も嫁いでから、他の人に任せて長い間、店を離れてたんです。そしたら古い常連さんが「愛想が悪くなってんで。そろそろ戻らな店がアカンようなんで」って」。ライター氏「それを言ってくれる人がいるのは、すごく幸せですよね」。社長「やっぱり食べ物商売は人に任せたらあきませんわ。身内の者が店におって見てないと」。いまでは、長男長女も店を手伝い、インタビューの途中で呼ばれて話に加わっている。

Dscn0617この街には、京橋と言えばグランシャトーというぐらい有名な、「総合レジャービル」がある。ラブホのような姿のビル。京橋のシンボルタワー?

「グランシャトーも古いですか?」。社長「うちの焼肉より古い。その中の[香蘭]さんも昔からやしね」。おかんの長男「じいちゃんから、ふんどしで行ったことがあるって聞いたよ」。じいちゃんとは、この8月に亡くなった初代のこと。社長「そう。ほんで入口で怒られてんで。そんな武勇伝一杯あるわ」。

こんな感じで、「京阪の高架化以前と[松井]の串カツ屋以前」「焼肉を始めた本当の理由」「今の京橋とこれからの[まつい]」「グランシャトーは"ええとこ"ですか?」が語られる。

カコミに「知っているようで知らない京橋年表」があって、1945年には「8月14日の空襲により爆弾が京橋駅に命中。避難民200名以上が亡くなる。現在もJR京橋駅南口改札口に慰霊碑がある」と。終戦の前日のことだ。

ところで。最後のページに、来月号の特集テーマの予告がある。「ザ・汁」だ。

関西の食堂は、汁の種類が多い。少なくとも、みそ汁、豚汁、玉吸い。あと粕汁。多いと10種以上。なぜこんなに多いのかと思うほどで、うどんなどは、粉物の視点ばかりでなく、汁物の視点から見なくてはいけないのではないかと思っていた。12月1日発売の「ザ・汁」特集、大いに期待したい。

んで、じつは、今日、校正をもどしたのだが、おれは「エンテツの水かけ論」じゃない「汁かけ論」を寄稿している。汁かけめしについて書くのは、ひさしぶりだ。ミーツの編集さん、よくぞ覚えていてくださった。1ページいただき、なかなか、いい感じに仕上がっていると思う。関西は、汁かけめしの種類も多いようだ。

発売が楽しみ。

Dscn0618

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