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2011/12/08

大洋印刷も、創業80周年記念『消える紙、消えない紙。』も、すごい。

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きのう、二つの出版物をいただいた。一つは、北九州市の『雲のうえ』15号。もう、一つは、大洋印刷株式会社の創業80周年記念『消える紙、消えない紙。』だ。雲のうえについては、Facebookにファンクラブもあることだし、なにより『消える紙、消えない紙。』がすごいので、きょうはこちらを紹介したい。

大洋印刷さんは、雲のうえの編集委員でもある画家の牧野伊三夫さんが編集長の美術系同人誌『四月と十月』の印刷をしている。大洋印刷取締役の松本将次さんは、同人でもある。

Dscn0734おれは同人ではないが「理解フノー」の連載をさせてもらっている関係で、松本さん以外の大洋印刷さんの方も含め、何度かお会いする機会があった。会うたびに、熱く元気がよいだけではなく、なにかしら気概や信念なようなものを感じていた。『消える紙、消えない紙。』で、その背景と中身がわかった。

この本は、厚さ25ミリ、折丁ごとに違う紙を使い、表紙の紙の厚さ3ミリほど、の「豪華本」だ。しかし、単なる豪華ハッタリではない。まず、このタイトルと並んで、表紙のカバーとも腰巻ともとれるものに印刷された文言が、「わずか250名の印刷会社が、なぜ巨大印刷企業と競えるのか」だ。

最初の扉、社長さんの挨拶の前に文章があって、そこでは、「「消える紙、消えない紙。」の題名は/日本が誇る印刷の文化を絶対に消さない/という信念を表したものです。」と述べている。

Dscn0736_2ようするに、この本は、紙を生かすも殺すも、自分たちの印刷しだいであるし、自分たちは、これまでどう紙を生かしてきたか、これからどう生かそうとしているかをまとめたものだ。「紙の迫力を信じつづける、すべての人のために。」印刷からの熱いメッセージが、ぎっしり詰まっている。

もうしびれました。単に、印刷や出版のことだけじゃなく、「下克上」をしっかり見据えた人生や仕事、大きいだけや効率だけがすべてじゃない生き方、明日へ向かう姿勢、ともすると失われがちな情熱や闘志など・・・。ここにあるのは、能書きではない。

大洋印刷さん、創業80周年、おめでとうございます。

すごい大洋印刷さんのサイトは、こちら。
http://www.taiyo-p.co.jp/index.html

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