« 今年最後の古墳トーク、新年の最初は木村衣有子さんとのトーク。 | トップページ | 酒のまにまに。小岩に野暮連の居場所ができた? »

2011/12/24

『大衆食堂パラダイス!』礼讃。

『大衆食堂パラダイス!』は、9月10日の発売から3ヶ月が過ぎた。版元の情報では、意外に好調の出だしだったし、最近も「売れ行きは引き続き順調」ということなのだが、まだ重版とまではいかない。

毎月新刊本がドサドサ出るなかでは、連載などで紙誌に登場する機会もなく知名度の低いライターの本は、簡単に忘れられる。しかもおれの周りは、おれの偏屈で人徳のなさもあって、呑むときの付き合いはあっても、本の応援にはいたらない野暮な連中ばかりだ。いや、そりゃ、本に魅力がなくて、人にはすすめられないということなのだろうけど。

ところが、このあいだ、ツイッターで「名著です!」とツイートしている方がいた。しかも、まったく存じ上げないひと。アカウントがnanseido(南西堂)さん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011年12月14日(水)

遠藤哲夫『大衆食堂パラダイス!』(ちくま文庫)読了。面白かった! 大衆食堂についての考察なのだが、それに関わるさまざまな人の人生までも感じさせ、都市と食にまで考察は広がる。著者は「大衆食堂の詩人」と自らを称すが、読み終わったあとには良質なエッセイを読んだ気分になる。名著です!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://twitan.jp/nanseido/status/146630265752662018

いやあ、このようにキッパリおっしゃってくれる方もいらっしゃるのだ。親しいひとでも、こう言ってくれるやつは、いない。なんにせよ、売れない孤独なライターにとっては、このうえない励まし。ありがたいことだ。

しかし、やはり、もっと売れて重版にならないと、次はない。
はたして、おれの来年の運命は?

あるひとにとっては名著でも、あるひとにとってはゴミにすぎないのが、本の運命。そして、ライターの運命。

先日、校正を終えたのだが、1月10日頃発売の『本の雑誌』2月号に、「めしと本の悩ましい世迷言」というタイトルで書いた。たぶん、何を言いたいかよくわからないというひとが少なくないだろう書き方をして、しかも「本好き」や「読書家」や彼らが好む、本を愛する書店のみなさまなどに嫌われそうなことを書いてしまった。これだから、ますます売れないライターになるのだ。がははは・・・。でも、愉快だね。勝負は、これからだ。

|

« 今年最後の古墳トーク、新年の最初は木村衣有子さんとのトーク。 | トップページ | 酒のまにまに。小岩に野暮連の居場所ができた? »

コメント

 ありがとうございます!
 八戸は、工業港の町であり漁港の町で、水揚げを終えた漁師がしばし羽を休めるための飲み屋が地方都市ながら、異常に多い町なのであります。
 従って、ワタクシも帰省する度に、「バカ殿」(家族談)となり、夜な夜な飲むのでありました。
 バーは、寡聞にして知らずでした。ありがとうございます。今回行けたら行ってみたいと思います。

 漁港と中心街の真ん中から漁港寄りに実家はあり、その昔三業地(といえるほどではないと思いますが)が近所にあったことを記憶しております。
 祖父・祖母の実家は、置屋をやっていてその一方で、教育長を務めたとか田舎者の見栄っ張りかもしれませんん。
 今度実家に帰ったら確かめてみます。

 ご教示頂きありがとうございました。

 エンテツさんも、良い新年をお迎え下さい。
 今年も、エンテツさんの「大衆食堂パラダイス!」始め、良い本に出会えました。
 ありがとうございます。

投稿: 酔仙亭 | 2011/12/28 16:30

酔仙亭さま

八戸へ帰省ですか。
八戸で木村さんとは4軒ほどハシゴしました。
バーは「花」というところです。
三ッ星食堂の前の通りを先へ、
5分以上は歩いたような気がします。
細い通りを左へ入った、
住宅街のような場所でした。
以前ブログに書きました。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2008/04/post_d643.html

八戸は3回ほど行って、いつも泥酔でしたが、
よい酒場が多くて、また行きたいです。

年末年始の休暇、お楽しみください。
本の感想いただけたら幸いです。

投稿: エンテツ | 2011/12/28 09:26

 ようやく「もの食う本」読了。
 読み終えるのがもったいなかった。
 「大衆食堂パラダイス!」もしっかり取り上げられていました。
 エンテツさん、木村さんと八戸のバーで飲んだのですか?!
 私、明日帰りますが、う~むどちらでお飲みになったのでしょう?
 「大衆食堂パラダイス!」は、年末年始の読書本として持って帰ります。

投稿: 酔仙亭 | 2011/12/27 18:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30930/53557269

この記事へのトラックバック一覧です: 『大衆食堂パラダイス!』礼讃。:

« 今年最後の古墳トーク、新年の最初は木村衣有子さんとのトーク。 | トップページ | 酒のまにまに。小岩に野暮連の居場所ができた? »