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2012/04/14

デフレつまみ?

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都内の乗降客の多いJR駅前の一等地に、昔からある安普請の安酒場の「新メニュー」だ。「新メニュー」の文字は赤で書かれ、それだけ別の用紙で貼ってあった。どれも250円。そのなかに、「ハムとチーズ」ってのがあったので、試みに注文してみた。

ここは長い間、昼酒の人たちや勤め帰りの人たちが、ヤキトリなどで軽く一杯やる店で、近年は午後3時の開店だったと思うが、開店から閉店まで混雑していた。こういうつまみは、ありえない店だった。

昨日ちょっとふれた、「飲食業界と顧客の動きは、一昨年後半あたりから大きく変化し昨年の大地震で加速している」ことは、いろいろなところにあらわれている。このあいだ、都内の、昼休みには行列ができるほどの人気の大衆食堂で聞いたのだが、そこでも、客足は鈍くなり、昼めし時でも、最初のピークをすぎると空きができるようになった、つまり回転率が落ちている、その上、安いメニューに流れていると。

一人でも多くの客、少しでも多くの売上、そしてなるべくコストをかけない。そういう動きには、おれがこれまでに体験したことがない様子が見られる。「最終戦」という言葉が浮かぶような、激しい競争。駅前一等地で安泰に見えた大衆酒場まで、巻き込まれてしまう。

体力がある外食産業やコンビニが好立地をねらって出店競争をやると、弱小零細はあおりをくらう。これまでは、立ち飲みと居酒屋は、競合はありながらも基本的には棲み分けと使い分けの関係があった。コンビニ弁当や食堂の関係もそうだった。だけど「センベロ」といった言葉が流通しているように、ようするに財布は甘くはなく、棲み分けだの使い分けだのと、キレイゴトを言っていられなくなった。

昼食ランチをやっていなかったところがやり始めたり、逆に、止めて夜だけにしぼったり、対応はそれぞれで、ますます全方位一律とはいかない。長い間取材拒否だった大衆食堂にも、取材に応じるところがあったり。いまやブログやフェイスブックやツイッターなども使って積極的に「打って出る」感じだ。状況は、ますますコントンしてきた。

とにかく、この酒場は突き出しナシ、ビール大瓶500円なので、これに250円のつまみがあれば、千円札でオツリが来る。

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