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2012/07/31

ミーツ・リージョナル9月号「天王寺特集」で「エンテツの名酒場はしご道」。

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明日8月1日発行のミーツ・リージョナル9月号「天王寺特集」が届いた。今回、おれは、「エンテツの名酒場はしご道」ってことで登場している。

Dscn1078前にも書いたが、大阪の天王寺と周辺は、いま大きく変わろうとしている。20世紀初頭の内国勧業博覧会以来、通天閣をシンボルタワーに人々が集まって開発された、この街に、通天閣を凌ぎ日本一といわれる高さの「あべのハルカス」が姿をあらわし、周辺も含めた再開発が進行しているのだ。

天王寺は、おれにとっても特別の場所だった。というのも、上京して3年すぎたころ1965年9月、初めて正社員で採用された会社の社命で1年間、大阪暮らしをすることになったとき、天王寺からチンチン電車で3つめの東天下茶屋に住んだからだ。

そのときすでに、JR天王寺駅前には、いま「あべのハルカス」に姿を変える近鉄百貨店があって、毎日のように、その横のチンチン電車の停留所を利用していた。その街が、ガラッと変わろうとしている。ように見える。

Dscn1079そこで、この特集となったのだが、これを仕切った編集さんが、天王寺をホームグランドとする藤本和剛さん。特集のタイトル「天王寺をさがせ!」は、彼の気持そのままではなかったかと思う。そして、その愛と足で集めたネタの豊富さもさることながら、さまざまな切り口から天王寺をさがす。ミーツらしいといえば、ミーツらしいが、やはり、一味も二味も濃いのだ。そもそも、特集冒頭に、西加奈子さんの特別寄稿「街は、」をすえていて、これが、たまらなくよい。断固おすすめです。

藤本さんが、編集前記を書いて、こう結んでいる。「巻頭の西加奈子さんの寄稿から読み通せば、ちょっと美人になったけれど、やっぱりくどい天王寺の顔立ちが、手触り感と共に少しでも伝わるだろうか。/街を形作る通天閣と日本一のビル。どうにもこうにもこの街を愛している僕の、変わりゆく天王寺探索はこれからも続く。」

扱っている地域は、天王寺/阿倍野/寺田町/四天王寺/新世界・動物園前/昭和町・文の里/美章園・河堀口。「奈良・和歌山方面の玄関口であり、大阪第3のターミナル。坂を下った西側は観光地・新世界、東には市内屈指の文教地区。南に帝塚山を擁し、飛田新地、動物園だってある」。あらためて、雑多で、雑多であるがゆえに濃い街だと思った。

Dscn1076_2おれは、一晩で4軒はしごして酔っ払い、4ページにまとめた。あまり街についてのリクツはこねずに(いささかナンデモ「街場」論には食傷気味でもあり)、なおかつ、自分の記憶にある天王寺への思い入れはぬきにして、酔うままに、酔いにまかせながら、街や店や人にふれた感じを、凡庸にまとめた。たぶん、そのほうが、「場の空気」が伝わるのではないかと思ってのことだが、はたしてどうか。

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再開発ドンガラガッチャンの天王寺界隈で4軒ハシゴ酒取材。

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