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2012/11/12

木村衣有子さんとの「のんべえよもやま話」トーク、盛況御礼。

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昨日は冷たい雨のなか、馬喰町「イズマイ」までおはこびくださったみなさん、ありがとうございました。定員30名に予約28名、1人も欠けることなく。

おれは、電車に乗る前に東大宮の大雅で餃子とビールで腹ごしらえ、打ち合わせ集合時間の18時15分少し前にイズマイに着いた。木村さんも、すぐに到着。かといって、とくに打ち合わせすることもなし。イズマイはブックカフェあんどバーなので、本棚を見たりする。ブックカフェあんどバーのようなところは初めてなので、それなりに面白い。いろいろな商売のやり方があるのだなあ。近頃は、とくに業種や業態の境をこえて入り乱れて。儲け方が難しくなる一方というか、工夫が大変そう。

メールでやりとりだけだった責任者らしき女性は若い方で、会場の設営などをしている。この店は近くにある、フクモリの姉妹店とのことで、フクモリのほうは「和」の風であり、イズマイは「洋」の風で普段はポン酒も置いてないそうだが、特別にわが故郷の八海山ほかを用意してくださった。夏に開店したばかりで、トークイベントも始めたばかりのようだ。

オープンの18時45分、早々にスソアキコさんがあらわれた。スソさんは、夏の久住昌之さんとのトークのときにも来てくれて、ありがたいですねえ。ま、続々と到着。

着くと入口で参加費を払い、ドリンクチケットを受け取り、カウンターでドリンクをもらう、そこのところで詰まりがちで、19時スタートの時間ギリギリで来た方も多いので、スタート時間が押して15分遅れぐらいになった。みんなで、なんだか乾杯、木村さんとおれはビールを飲みながらトークに入った。

始まれば、怒涛。「行きつけの大衆酒場の風景、酒のつまみの今昔、酒場について書くということ」という流れで、大いに脱線ウロウロしながら、終了予定の20時半ごろに終わる。とくに結論の必要な話をしているわけじゃないので、時間がくればトツゼンやめちゃうのだ。久住さんとのときも、トツゼン「止めよう」といってやめたのだが、後日、久住さんと飲んだときに、あの終り方はよいよねと話していたので、今回も、そのつもりでいた。

とにかく、このトークは、イズマイのリトルプレスフェアにちなんでのもので、木村さんが『のんべえ春秋』というリトルプレスを自費発行していたから、木村さんに声がかかり、トーク相手としておれにおよんだという流れ。なので、木村さんが主人公役、おれは司会的役回りで話を運びながら進んだ。

トークのあとは、お店は22時まで、飲み交流。挨拶しながら言葉をかわすが、初めてお会いする方やひさしぶりの方も多く、なかにはおれのツイッターを見てという方もいたのだが、ゆっくり話をすることができなかった。佐々木嬢の知り合いという3人娘が、もう話からして飲兵衛の迫力、お1人の名刺には「酒呑番長」の肩書き。いやあ、けっこうなことで。この会場の雰囲気とは異形な、いつもの野暮連系に、この会場が似合うHANAKOさんの関係者。一言では、どういう趣味の系統の集まりか説明しにくいバラバラアナーキーなところが、ま、木村さんとおれのトークならではか。とにかく楽しく飲めればよいのである。

003お店の方が、おれたちの著書に出てくる「つまみ」を用意してくれた。木村さんの『のんべえ春秋』に収録の酒場小説「ホシさんと飲んでる」から「ホシさんのポテサラ」。おれの『大衆食堂パラダイス!』から「望郷の車麩煮つけ」。その文もプリントして、なかなか気配りな楽しい試み。

22時閉店。野暮連系やスソさんと連れ立って、浅草橋駅そばで飲むことに。だけど日曜日の駅周辺は、真っ暗なのだ。開いていた「世界の山ちゃん」に入る。すぐにオーダーストップの22時半。どさどさと飲み物と食べ物を注文。23時15分閉店のおかげで、上野発の宇都宮線最終に間に合って帰った。ほどよい飲み加減だった。

イズマイは、そんなに今時のおしゃれを押し付けるような感じもなく、スタッフも自然体で、好ましい印象だった。

そうそう、酔仙亭さんと彼の元職場の女性と話しているとき、たいがい農林水産業に関することだったが、「上京」の話になり、女性は大阪の人で京都の大学を出て上京するのだけど、就職で東京へ行くというときに、お祖母さんが「東くだりするのか」と言ったそうで、「上京者」には「下り者」もいるのだという話になり、面白かった。

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