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2013/03/21

エロ全開の日の翌日はエロ全開OKのトークの日。

先週のこと。この雑誌に書く機会はないだろうと思っていた「グルメ」というより「食道楽」ハイソ誌の『四季の味』から、チョイとワケありの原稿依頼があって、15日が締め切りだった。なにしろ雑誌が雑誌だし、おれに声をかけてくれた編集さんに恥をかかせるわけにもいかない。おれにしては考え抜いたテーマと考え抜いた書き方で、おれらしく仕上げた。異文化との交流って感じで、けっこう書くのが楽しかった。こうしてニンゲンは生長するのですね。70歳になっても生長はあるわけで。今日、校正まで無事に終り、来月発行になるのかな?

翌16日。『四季の味』とは天と地ほど違う真逆の文化圏、上野オークラへピンク映画を観に行った。山﨑邦紀監督の『淫行フェチ 変態うねり尻』(原題は『ヘブンズ・ドア ~暴走女子2013~』だが、まいどのごとく営業的配慮によって替えられたもの)。山崎さんの作品を観るのは、2010年4月の玉子ピンクの試写以来だ。

13時半すぎに上映が始まり、終わったあと15時から、主演女優さんと山崎さんの舞台挨拶があるので、この日を選んだ。17日には、どういうわけか山﨑さんには女子のファンが多く、その女子らが「暴走女子と行くピンクツアー」を企画し、それが15時から同じ映画を観る。これに合流し一緒に飲むというテもよかったが、17日は、わめぞみちくさ市のトークに申し込んであったから、1人でもよい16日した。

上野オークラは、上野公園の正面入口の近くだ。公園入口の毎年早く開花する2本の桜が咲いて、人だかりがしていた。映画館に着くと切符売場のロビーに山﨑さんがいた。撮影の鏡早智さんを紹介される。小柄だがパワフルな感じの着物の女子。山﨑監督とは初めてだそうだが、かつて山﨑さんと浜野佐知さんの製作会社「旦々舎」で撮影の助手をしていたことがあったそうで、まるで初めての顔合わせではないとのこと。

17日は女子専用席が設けられるという話だったが、この日も急遽、女子観客のために専用席が設けられるにぎわい。よくわからないなあ、女子ってのは。騒ぎのあるところ女あり、か。フツウの客も多く、中高年男ばかり。おれが座った席の隣は、おれとのあいだの席に大きな「移動用」荷物を置いた60代と思われる男。

映画が始まった。場面は、河にかかる鉄橋、そして玉子だ!ああ、あの観念の衣を着たような理屈っぽいピンク映画だ、と、思ったのだが、その予想を裏切る展開だった。理屈はあいかわらずあるのだが、衣を着たように前面に出ることはなく、以前は女だろうと男だろうと肉感は乏しかったが、今回は肉体が自然に躍動していて肉感的なのだ。おっぱい、おしり、ムチムチクネクネのエロ。

そして、ウツの男が檜の空の風呂に入っている。この場面が、風呂場の感じも含め、なかなかよかった。ブンガク的抒情も、ありましたね。そこで義理の娘(美月さん)に、手コキを迫る。爆笑。おれはウツの病人だからね、って調子で。よーするに、変態だが、以前の変態男のようなセックスと関係ない理屈は、いわない。何度も爆笑。

ま、あれこれ理屈はあるが、アホな男たちと、そういう男たちにツバして颯爽と生きようとする女。ピンクだが、寅さん映画が裸で演技しているような感じで(とはいえ寅さん映画のように寅さんや男に甘くない)、デジタル映像だけど35ミリフイルムで撮っているから、それなりに味のある画面が生きていた。娯楽と哲学の絡み合いに、男と女の絡み合いを重ねた妙か。なかなか面白かった。

舞台挨拶は、女優の、美月さん、大城かえでさん、山口真里さん、山﨑監督、この映画ではプロデューサーだが監督でもある浜野佐知さん、あとから、鏡早智さんと男優の竹本泰志さんも登壇。面白い話がたくさんあったが、書くと長くなるから、省略。

終わって、17時前、大統領へ。山﨑さんと、新宿ベルクにも置かれたという17日の「暴走女子と行く!ピンクツアー」のチラシのイラストを描いたヨキキロさん、『第七官界彷徨』など非ピンク系も含めて浜野組の撮影をしている小山田勝治さん、男優の竹本さんと、まずは飲み始め、あとからサイン会を終えた浜野さんと女優の山口さん。いやあ、楽しく飲んで、面白い話がたくさんあった。

21時ごろには泥酔状態。もう一軒という彼らと、モロロウと別れて記憶喪失帰宅。大統領の前で別れぎわ、浜野さんとハグしたら、右頬にブチュとキスをされ、その一瞬だけ酔いからさめた。そこのところが、翌日になってもツバが乾いたあとのような感触が残った。うへへへ。

17日は、昼になっても残る激しい二日酔いだったが、雑司が谷みちくさい市へ行って、15時半からの荻原魚雷さんと倉敷の蟲文庫の田中美穂さんのトークを聴いた。

トークの前に、みちくさ市の古本市を見て歩き、岡崎武志さんのところで、古本で買っては読んでいる中公新社の村上春樹翻訳シリーズの『バースディ・ストリーズ』を買った。まいどのことだが、買うと岡崎さん手製のおみくじがある。ひいたら、「吉じゃなくて エロ」ってのが当たった。「エロ」はタテに描くと、描き方で「吉」にも見えるのだ。で、「今日一日 エロ全開でいっていいです」と。岡崎さんは、ピンク系とは反対のカタイ書評を書くひとだけど、面白い。

でもねえ、昨日、エロ全開しちゃったよ。って感じで、エロ漫画屋の塩の字が出す「嫌記屋」へ。前日の山﨑作品の話し。おれが山﨑さんの映画観たよというと、あんなもの見てという顔して「おもしろくなかっただろう」。いや、今回は、これまでと違い、あまり理屈っぽくなく、肉感的だったというと、「じゃ、エロだったか」というから、そうだというと「それじゃ、ただのエロ映画じゃねえか」と。いや、それが、こうこうでと説明すると、あいつがそんな映画つくるのか解せないという顔。ともあれ塩の字は、長年の罵詈雑言のバチがあたっての脳梗塞も、憎まれっ子世にはばかるで回復、7月頃からは酒も解禁になるのだそうだ。解禁祝いをして酔いつぶしてやろう。

ここまで書いたら、もうメンドウになったので、オシマイ。荻原魚雷さんと倉敷の蟲文庫の田中美穂さんのトークは、期待した展開で、なかなか面白かった。後日、書くツモリだが、魚雷さんは山﨑さんと並んで、野暮でごくつぶしでぐうたらな未来の「希望」である。

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2013/03/18

東京新聞「大衆食堂ランチ」6回目、御徒町・御徒町食堂。

東京新聞、月に1回第3金曜日に連載の「大衆食堂ランチ」の6回目が、すでにWEBサイトにも掲載になっている。今回は、御徒町の御徒町食堂。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/gourmet/lunch/CK2013031502000188.html

012ここは、3代目になるのだが、先代が『大衆食堂の研究』を書店で購入され手紙をいただいたという縁がある。たしか1995年7月に本が発売になって、割と早くに手紙をいただいた。自分は大衆食堂の仕事に誇りを持っている、飲食の本はたくさんあるのに、大衆食堂の本はない、よく書いてくれた、よろこんでいる、というような内容だったと思う。

その先代の誇りを、先代の奥さんと3代目が引き継いでいるようだ。

掲載した、おろしハンバーグにマーボ豆腐の定食は880円だし、ほかも800円代の定食が多い。安くはない。だけど、そこに書いたように、内容的には、高くはない。

ときどき見かけるが、800円もする定食をサラリーマンが食えるか、というような「観念的」な話がある。だけど、毎日800円の定食を食べるとは限らないだろう。たいがいの人は、ふところがアッタカイときは、そのように使い、サムイときはそれに従う。だから、御徒町食堂の場合も、500円ぐらいからのメニューもある。

いま都心の駅そばの立地だと、定食は800円ぐらい平均になっている。それでも、シッカリめしを食える大衆食堂が少なくなっているせいか、客足は衰えないという。いろいろのふところ加減があって、うまく成り立つことがある。それは、繁華な立地であるかどうかも関係するだろう。

新宿駅そばの、昔からある大衆食堂は、やはり800円ぐらいの定食が中心だが、お店の方が、最近はお客さんが増えているのだけど、どうしたのかしらと首を傾げていた。経済の数字と実態の関係は、単純ではない。それに、見るかぎり、日本人以外の男女の客が増えているし、メニューにも日本語以外の文字が。

少し前に、御徒町食堂に入ってビールを飲んでいたら、あとから体格のよい若い男が入って来て、慣れた様子で、メニューも見ないで、煮込みハンバーグと半ラーメンの定食を頼んだ。最初から、これを食べるつもりで来たのではないかと思われた。これも880円。身なりは、肉体系フリーターという感じで、ひとを身なりで判断してはいけないが、いつも880円の定食を食べているとは思えなかった。

ともあれ、すごい量を黙々と食べる姿を見て、頼もしく、衰えたとはいえおれも煮込みハンバーグと半ラーメンの定食をやってみたいと思い、後日、それに挑戦した。いつもなら、食事の前にビールを頼むのだが、用心して押さえたのがよかった。無事に食べ終り、満足。

今回は、和洋中が一緒のお膳にのる定食が眼目だったので、煮込みハンバーグと半ラーメンよりおろしハンバーグにマーボ豆腐がよいと思って、それにした。ラーメンだと、みそ汁がつかないということもあるし。

校正で本文を少し直したのだが、どういわけか、掲載紙では直っていなかった。文章の調子を整えるための直しで、内容的には問題ない。

新聞に掲載の写真を撮った日は、食事のあとも、先輩が後輩にアドバイスをしたり、営業政策の話しをする、6人ぐらいのグループの20代30代のサラリーマンなどがいた。

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2013/03/14

『dancyu』4月号うどん特集、エンテツ「うどん食堂」本日開店!で、うどんアレコレ考。

004001去る6日、『dancyu』4月号うどん特集が発売になった。おれは「エンテツ「うどん食堂」本日開店!」のタイトルで、13ページにわたって登場している。ライターとして出すぎだし、「書く」より、エンターテイナーみたいな演技出演の誌面が多い感じだ。

つまり、おれが有名店3店にうどん打ちの弟子入りをし、実際にやってみて、やっているところを写真に撮り、読者が楽しく見て、楽しく作れるようにレシピを紹介するというのが、このページの眼目なのだ。

その取材の様子については、2013/02/21「トークやらうどん打ちやら。」に書いた。…クリック地獄

実質の本文量は少なくて、まとめるのに苦労したが、単なるお店や料理の紹介ではなく、レシピがメインなだけに、味覚文化論や料理論的な視点を盛り込みながら書けたのが、うれしかった。

じつは、この視点こそ、おれが最もやりたくて、もっとも得意とするものと思っているが、そんなことには関心がないひとが多くて、なかなか書けるチャンスがない。本文量が足りなくて欲求不満気味に終わったけど、読者のことを考えると、少しふれるぐらいで、ちょうどよかったのかもしれない。あまり書くと、オベンキョウになって、エンターテイメントじゃなくなっちゃうからね。

今回の取材店は、いわゆる「讃岐系」といわれる有名店だが、麺の性質が、まったく異なる。これは「讃岐系」といえるのかというものから、これぞ田舎臭い素朴な讃岐そのもの、それを東京向け味覚にアレンジしたもの、偶然だったけど、それぞれ特徴があって、よかった。

誌面では、まったくふれてないが、いわゆる「コシ」とは何か、「弾力」なのか、「硬さ」なのか。小麦粉の味と香りは、どうコントロールされるのか。それと汁とのバランスは。「うどん」は何をどう食べるものなのか、小麦粉か、汁か、うどんは汁の具なのか。などなど、かねて疑問に思っていたことについて、かなり知ることができたし、考えるヒントを得られた。

ふりかえれば、『dancyu』という雑誌は、男子厨房に入ろう会ってことで、男子の趣味として台所に立ってプロのレシピを実践してみることが、そもそもの始まりだったはずだが、世間の趨勢でもある、食べ歩きグルメの風俗へ流れてきた。

003001だけど、おれが『dancyu』に書くときの担当編集さんは、料理の科学や技術について、かなり詳しい。もっともそうでなくては、この雑誌に載るような料理人さんたちと、料理について突っ込んだ話しができない。そのへんは、いわゆる町雑誌系で飲食を多く扱う編集さんとは、かなりちがう。今回も、取材の合間や、終わったあとに飲みながら、玉村豊男さんの『料理の四面体』の話しになったりした。取材の最中に、『料理の四面体』が何度も思い出されたし、料理人さんとも、素材の生物的特性や調理による化学的変化について話が及んだ。料理の視点と、風俗の視点が交差するあたりに、『dancyu』はあるといえるか。

とにかく、その4月号、「うどんの国ニッポン!」が、特集のタイトルだ。これは、まあ、目次にも「日本中が、うどん県!」という表現があるし、特集イントロで北尾トロさんが書いている「香川県が調子に乗って「うどん県」なんて言い出したことが本当に残念だ」という気持を表したものだろう。

いま、メディアやイベント屋さんたちが、この『dancyu』にも書かれているとおり、「コシ至上主義にもの申す」と、讃岐のコシやツヤを攻めながら、「ふにゃふにゃ」うどんの「伊勢うどん」「京うどん」「博多うどん」などを盛りたて、新たなブームを生んで乗っかろうとしているようだ。ま、「野球か、サッカーか」のような話しで、大いにやれば、お互いが盛り上がるし、なにより、メディアやイベント屋さんが活況を呈して、けっこうなことだろう。

しかし、食文化や料理文化からすれば、コシ信仰もアンチ・コシ信仰も、どうでもよいことである。先のおれのような疑問や、うどんのコシやツヤとは何か、どうするとそれが生まれるのか、何を目的とした味覚なのかを知って、さらに実際に作ってみて理解することが、はるかに大事だと思う。

「エンテツ「うどん食堂」本日開店!」は、スーパーで買ったありふれた材料で作れるもので、「厳選された素材」だの「匠の技術」「究極のうどん」「粋な味覚」といったことではない。

麺打ちを伝授していただいた『綾』の讃岐うどんは、讃岐の本場のままで、いわゆる都会的な味覚とは違うと思うが、それだからこそのファンもいる。このコシとツヤを出す打ち方を覚えれば、逆に、「ふにゃふにゃ」も容易なのだ。そこに、一つの「うどんの原理」を体得することができる。

ついでに、おれが、このブログで何度も書いている、秩父の山奥の家でやる手打ちうどんは、イチオウ、系統から言えば、いわゆる「武蔵野うどん」に近い。このコシは、「弾力」より、「硬さ」ではないかと思っている。それは、打ち方のなかでも、踏み込みのちがいによるものではないか、と、今回の取材から思った。

大阪の江弘毅さんが、大阪うどん「だしを食べるということ。」を書いていて、群を抜いて秀逸。

dancyuのサイト。目次。
http://www.president.co.jp/dan/backnumber/2013/20130400/

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2013/03/09

2月3日から3月26日へ。って、トークライブです。

(10日追記)下記の告知について変更があります。トークのスタートは、19時半。木戸銭は1800円に。

恩田えりさんとのトークライブ、タイトルが決まって、ツイッターで告知があった。

【お知らせ】3月26日20時経堂さばのゆ『恩田えりのもっと知りたい話したい 第一回 大衆食堂詩人・エンテツ解体新書』。流浪のフードライター・遠藤哲夫さんをお迎えし、大衆食堂を通して見えてくる人間模様を中心に、あれやこれや根掘り葉掘り伺います!木戸銭等詳細追ってお知らせいたします。
https://twitter.com/mongolbrazil/status/310028997608235008

このトークライブの企画の出発点は、『みんなで決めた「安心」のかたち』だった。そして、2月3日のわめぞ「みちくさ市プレイベント」では、『みんなで決めた「安心」のかたち』の著者、五十嵐泰正さんをホストに、ゲストに1部・開沼博さんと2部・おれのトークがあり、恩田さんとさばのゆの須田泰成さんが来てくださり、実現の運びとなった。

「大衆食堂詩人・エンテツ解体新書」って、おれを解体すると何が出てくるか。アルコール漬け脳ミソと肉片?

「大衆食堂を通して見えてくる人間模様」は何か。ニンゲンってバカで愛しいねえ。いやいや、好きでもないやつと一緒にめしを食うのがニンゲンさ。なーんてことになるのか?

もとはといえば、『みんなで決めた「安心」のかたち』の、柏の取り組みの根っこにある、地域やコミュニティの人と人の関係を、どうつくるか、ってあたりが関心になって始まった企画だが、はたして、どんなトークになるか。

『みんなで決めた「安心」のかたち』を受けた内容で、恩田さんや須田さんやおれ、それぞれが抱えるテーマに引き寄せて考えてみようという試み。ようするに、五十嵐さんとのトークでも話題になった、「社会的に食べること」を、もっと掘り下げてみる。って感じかな。

『みんなで決めた「安心」のかたち』は、「放射能」と「農」と「食」が中心に注目され、新聞や雑誌に紹介され、話題になっている。確かに、それが最大の問題であるには違いないのだが、そもそも、「ホット・スポット」で壊れかけた信頼がどう蘇ったかについては、この本の冒頭に書かれている「震災以前」のストリート・ブレイカーズ(ストブレ)の存在がある。

いろいろな「まちづくり」や「まちおこし」の活動があるけど、ストブレの活動は、とても興味深い。とかくありがちな、「音楽好き」だの「本好き」だの「美術好き」だの「B級グルメ好き」だのが、街を舞台として利用し、「好き」な人が集まれば「成功」といったイベントに留まらない。かなり違う。

ストブレの活動は、ストリートミュージシャンのコンテストから始まって、ファッション、農や食へとクシ刺し横断的に広がっていった。さまざまなイベントを通して、地元のサポーターとなる喜びを育て、そこに生きる「ある種の幸福感を与えたに違いない」。

そういう活動があったから、「ホット・スポット」以後、立場や利害の異なる人たちが、まず「安全・安心の柏産柏消」円卓会議という同じテーブルに座ることができた。ここから、「放射能」と「農」と「食」への取り組みがスタートした。

ようするに、地元に生きる幸福感は、どう育つのか、立場や利害の異なるものが信頼関係を、どうつくれるのか。

この柏の取り組みとは逆に、一見、仲良く幸せそうにやっていた関係が、崩壊したまま亀裂が深まることが続いているし、また、街を舞台に利用してスター(有名人)や好きな人やコトに魅了され酔うだけの大小のイベントも、はなばなしく続いてはいるのだが、それだけでよいのだろうか、立場や利害を超えてヨコにつながる信頼関係は育っているのだろうか、という疑問も生まれている。

と、カタイことを述べたが。おれが絡むトークは、どうせグチャグチャな酔っ払いのような話しになるに違いない。

そうそう、恩田えりさんは、ご存知の方も多いだろうけど、お囃子の方で寄席などで三味線を弾く芸人であります。

恩田さんと須田さんとの話しのなかでは、たとえば「困ったひと」のことが話題になった。寄席の会場でも飲食店でも、「困ったひと」はいる。「困ったひと」は、放射能をめぐってもいるし、いろいろいる。あっ、もしかしたら、自分が困ったひとかも知れない。うふふふ、このトークに来なかったひとは、みんな「困ったひと」にされるかも知れない。

恩田さんは、おれのことを「流浪のフードライター」と。はたして、どのように解体されるか。畑違いの方と、お互い畑違いの話をする面白さもありそうだ。と、楽しみ。タイトルは決まったけど、まいどのように、内容の打ち合わせもなく、いきなり本番で、予定調和も結論もなく終わるでしょう。

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2013/03/07

「魚沼と米とおれ」掲載。

はあ、もう3月7日になってしまった。ようやっと、バタバタあわただしい日々が、少しは穏やかになりつつある。穏やかになってくれないと、次の本の原稿を締め切り予定日までにアップできなくなっちゃうからね。これからは本の原稿優先でいこう。酒も飲まずに。ってわけにはいかないが。

さてそれで、2月22日に告知した、「にほんいちプロジェクト」のサイトでの新不定期連載「愛しい俺の米たちよ」の、1回目「魚沼と米とおれ」が掲載になっています。
http://www.nippon1-project.com/

これは、本でいえば、「はじめに」のつもりで書いている。米のめしについては、『汁かけめし快食學』も、そうなのだが、書きたいことはたくさんあるので、書き続けていきたい。もちろん魚沼や十日町のおいしい魅力なども、たくさん。

どうかサイトが続きますよう、いろいろなところで紹介、応援よろしく~。

TPPやらなんやら、米をめぐる環境は難しい動きがあるけど、「日本の農業を守ろう」「日本の米を守ろう」という、「守り」ではなく、もっと自分たちのよい農業よい米を育てよう、「うまいからいいのだ」という姿勢でいきたい。

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