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2013/09/20

東京新聞「大衆食堂ランチ」12回目、野方・野方食堂。

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今日は第3金曜日で、東京新聞に連載の「大衆食堂ランチ」の掲載日。すでに東京新聞のサイトにも掲載になっていて、こちらでご覧いただける。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/gourmet/lunch/CK2013092002000198.html

いつも、本紙の方には食堂の外観の写真が載るので、そのつもりで書いてしまう。だけどサイトには載らない。今回の文章の書き出しは、外観の写真がないとわかりにくい文章だったような気がする。つい、サイトに載った時の事は忘れて書いてしまうし、400字なので外観について書き込む余裕は、あまりないし。ま、いつものように、ここに外観の写真を掲載しておく。

今回は12回目で、これでちょうど1年が一回りした。前回と今回は、店主が若い40歳前後、どちらも戦前の開業で、現在の店主は4代目だったり3代目だったり。俗に3代100年といわれるが、それに近い歴史がある。

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いろいろ参考になり、考えることが多く、たくさん考えた。そして、考えているうちに、これからの企画として、おもしろくて意義あることを考えついた。来週あたりカウンターカルチャーの話題になり、徐々に動きだすことになるだろう。

毎回、少しずつ書き方を変えるようにしているが、今回は、いわゆる「グルメ的な書き方」を少しだけ入れた。「とりから、量もすごい。1個が大きい、かぶりつく。サクッ、歯ざわりもいいが、音がいいのだ。快感。」という部分。ツイッターでの反応を見ると、その部分の文章に食いつきがよい。ま、そういうことなんだな。

042001だいたい「グルメ的な書き方」に慣れている方が多いから、こういう表現をすると受けがよいのはわかっているが、そういう「技巧」は、あまり使わないようにしている。

難しいのだが、「凡庸」の魅力を「凡庸」に表現しようと工夫している。今回は、お店の感じからして、少しだけ、グルメ的な書き方を入れたほうがよいだろうと判断した。ようするに、自分の表現ではなく、毎回異なるお店の個性を、どう盛り込むかなのだが。

しかし、「グルメ的な書き方」なんぞしていなくても、『dancyu』などに書いていると「グルメライター」とみなすひとがいる。こういうひとは、まったく文章の読み方も知らないし表面的で感情的な見方しかしないから、あまり相手にする必要はないのだが、おれは『dancyu』に書くばあいでも、「グルメ的な書き方」はあまりしてない。

一方、「グルメ的な書き方」に慣れているひとのばあいは、「凡庸」な文章を批判するケースが多い。「凡庸」では、刺激にならないからだと思われる。かれらは、とくにグルメ漫画に使われるような刺激的で「キャッチー」な表現をよろこぶ。なかなかおもしろい。

野方食堂は、店内に「飲める食堂」とあった。野方は、たしか、居酒屋礼賛の浜田信郎さんが、以前に住んでいたところで、よくこの食堂が登場していた記憶がある。

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