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2013/12/13

『大衆めし 激動の戦後史』にいただいた、お声。その3。

2013/11/04「『大衆めし 激動の戦後史』にいただいた、お声。その2、山﨑邦紀さん。」以来、1ヵ月以上すぎてしまった。この間、ツイッターやブログに、思っていたより多くのお声をいただいた。どうもありがとうございました。

商業メディアでは、すでに当ブログで紹介した、TBSラジオ荻上チキさんの番組に生出演と、北海道新聞の著者インタビュー「訪問」に取り上げられた。

友利仁 ‏@tomori_hitoshi さんの11月29日のツイートによると、

「沖縄タイムス」今日の読書面 隔週配信【新書だより】 《見出し》ありふれた食をおいしく 《紹介》遠藤哲夫著「大衆めし 激動の戦後史」(ちくま新書・798円)/小泉武夫著「缶詰に愛をこめて」(朝日新書・798円) 《本文》1970年ごろから現在までの約4… (南陀楼綾繁・ライター)

ということで、南陀楼綾繁さんが共同通信配信の書評で取り上げているようだが、どこの地方紙に掲載になったか、どんな内容か、わからない。

『大衆めし 激動の戦後史』は、いまどきの活字文化系の商業メディアの傾向からすると、取り上げられる可能性は、かなり低いと思っていたので、「想定通り」といったところだ。これまでと比べると露出は格段に低い。もはや本書は、オワタのか。こうなったら、地味~に、口コミが頼り。

ツイッターの反応は、けっこうあるのだが、全部を掲載するのは大変なので、好評からいくつか。

◆長谷正人 @mtokijirouさん、12月10日のツイート。
https://twitter.com/mtokijirou/status/410427894960099329

遠藤哲夫『大衆めし 激動の戦後史』(ちくま新書)、とても面白かった。名著だと思う。大衆食堂本を出されてるんでB級グルメの人だと勘違いしてた。旬の味のような生活実態から遊離した料理言説を徹底的に批判し、安定した火力でスーパーの野菜を生かす現代的生活の料理として「野菜炒め」を考える

(実名での投稿は、とくにうれしい。しかも「名著だと思う」と。長谷正人さんは早稲田大学文学学術院教授で、ウィキペディアに載っている。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E8%B0%B7%E6%AD%A3%E4%BA%BA

◆neanderthal yabuki ‏@neanさん
https://twitter.com/nean/status/408406825856270336
(12月4日の3連続ツイートは厠からの帰還から始まった。楽しい。いまや、和食のユネスコ文化遺産登録で、「日本」スノビズムというか「愛国」スノビズムが一緒になったような「和食」スノビズムが姦しいが…。)

厠からの帰還。本日の厠本。エンテツ本はいつでもおもしろいのだ。/遠藤哲夫『大衆めし 激動の戦後史 「いいモノ」食ってりゃ幸せか?』(ちくま新書)

厠で喰いものの本を読むのはいささか悪趣味かもしれんけど/(^o^)\

本書には出て来ない言葉遣いだけれど、考えてみるに、「食」にかぎらず、ある種の「日本」スノビズムというか「愛国」スノビズムみたいなものってのが蔓延ってるんだな、というふうに一人合点した。

◆嶋野夏樹 ‏@72ki_sさんによる 11月16日 の3連続ツイートはhttps://twitter.com/72ki_s/status/401745251531890688
「まだ途中だが呟かずにはいられないほど、おもしろい。「偽装表示」騒ぎの今だからこそ、皆、読んだほうがいいと思う! 『大衆めし 激動の戦後史: 「いいモノ」食ってりゃ幸せか?』 (ちくま新書) 遠藤哲夫」から始まり、「それなのに「和食は素材を活かす料理だ」てな物言いがまかり通ってて、いつも違和感を憶えてたんだけど、『大衆めし 激動の戦後史』に、その辺りの「事情」がズバッと書いてあって、かなり溜飲が下がりました」と。

最後はブックメーターhttp://book.akahoshitakuya.com/b/448006740Xにも、このように感想を書かれていた。(ブックメーターには、ほかにもさまざまなお声があがっている。)

「偽装表示」騒ぎの今だからこそ読むべき本。「ありふれたものをおいしく食べる」文化を豊富な具体例と共に提示しており、いろいろと納得し実感できる。また食材のブランド信仰なんていう「地に足のついていない」幻想から引き起こされた「偽装」騒ぎを苦々しく感じていたため、とても溜飲が下がった。 あと著者の竹を割ったような文章も痛快で、 ―(前略)「頭脳パン」なるものも生まれた。問題は、そういうことで頭がよくなりたいという頭の問題だろう。(063p)― とか最高っす!

◆140B中島 ‏@maido140bさんは、10月末の大阪の講演でお世話になった。
https://twitter.com/maido140b/status/398095755136602112
遠藤哲夫『大衆めし 激動の戦後史』(ちくま新書)。著者は「大衆食堂の詩人」だがおふくろの味礼賛とは全く違う。食品メーカーなどで40年以上「人が食うもの」を提供する現場に携わり、「生活料理とは」を追究してきた者の肉声だけに読ませる。缶詰と残り野菜で「何か作って食べよ」と思わせる力作(11月6日)


ブログから抜粋させていただく。

◆【書評/感想】日本料理は衰退しました!/「大衆めし 激動の戦後史: 「いいモノ」食ってりゃ幸せか? /マトリョーシカ的日常 11月18日
http://matoyomi.hatenablog.com/entry/20131118/1384767095

 時間がない時は新書の書評に限る。教養書は頭を使うし小説は時間を食う。平積みになっていてタイトルが分かりやすそうな本を選んだらこれだった。激動の戦後史と書いてはあるがそれは筆者が意識的に激動という単語を本文中に使っているからで本来はそんなに激動ではない。ただ戦後から現代まで日本人はどんなものを食べていきてきたかというのを体系的に理解していなかったので本の内容は興味深かった。

「気取るな、力強くめしを食え!」野菜炒めのように強火で一気に読める新書だ。

◆台所から考える日本の食/見もの・読みもの日記 11月17日
http://blog.goo.ne.jp/jchz/e/3b50042b1c590c24cf41fbd949927cb4

著者の同志、江原恵は、食文化の混乱にあっての料理の基本は「創意や工夫や意欲や感覚を、自分の生活の中で血肉化すること」だと述べている。これを受けた著者の呼びかけは「まずは、台所に立とう」。確かにそこからだ。毎日でなくても、自分のいまの生活に無理のない範囲で、この呼びかけに応えることは需要だと思った。
(エンテツ注→最後の「需要」は「重要」かな?)

◆私たちの食文化を深いところで豊かにする/未来回路.com 10月19日
http://miraikairo.com/?p=1812

私たちは「世界システム」の中で食べている。経済や政治、流通など様々な要素によって、食べることは構成されているのだ。しかし、著者は本書の中で、次のようなことの必要性を呼びかける。「食べるということを自分の生活の中で血肉化、思想化すること」。それが私たちの食文化を深いところで豊かにするからだ。本書ではその始まりとして、まず台所に立つことを勧めている。


中島さん以外は、たぶんお会いしたことがない方ばかり。みなさま、ありがとうございました。

検索の最中にこういうのがあった。どこの大学が所蔵しているか、これでわかるようだ。『大衆めし 激動の戦後史』の大学図書館所蔵は91件。
CiNii図書
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB13640811

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