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2014/05/21

東京新聞「大衆食堂ランチ」19回目、蒲田・石川家食堂。

出かけていた先週の16日は第3金曜日で、東京新聞に連載の「大衆食堂ランチ」の19回目が掲載になった。今回は、JR蒲田駅東口の「石川家食堂」さん。こちら、東京新聞のサイトでご覧いただけます。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/gourmet/lunch/CK2014051602000194.html

003001蒲田は都区内の山手線外側の最も大きな町のはずだけど、それにしてはイマイチ注目度も話題度も低い印象だ。かつて「安くてうまい蒲田」といわれたイメージが、ジェントリーフィケーションが進行する東京では、かえってマイナスになっているのだろうか。いずれにせよ、そこになにかゆがんだ価値観を感じたりする。

JR蒲田東口から京急蒲田西口のあいだに広がる、いわゆる「蒲田」地区は、闇市跡の繁華街として、比較的近年まで最もよくその規模と雰囲気と内容をとどめていたように思う。いまでもJR蒲田東口の周辺には、その名残りがあるが、駅周辺の少し奥と、京急蒲田西口は再開発が急ピッチで進んでいて、これからさらに大きく様変わりする感じだ。

この蒲田地区に、餃子や焼き肉の「安くてうまい」店が多かったのは、闇市跡の事情が関係すると思う。それと、戦前からの大工業地帯だったことも関係するだろう。

「大衆食堂」といっても、土地の人がイメージするそれは、地域の特性によって異なることがある。蒲田の場合は、餃子がウリの大衆的な中華料理屋だったといえるだろう。その中の一軒が、この石川家食堂なのだ。佇まいにも、店内の様子も、メニューから料理にいたるまで、蒲田の猥雑な力を蓄えているようだ。

と、こんな書き方をすると、猥雑や混沌の排除に「東京らしさ」を見る、いまどきの「東京的」な人たちにはよろこばれないのだろうか。

じつは、ここには何回も行っているが、ランチを食べたのは初めてだ。みそ汁はもとより、袋入りの焼のりが付いた中華のランチは、なんだかうれしかった。

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