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2014/07/18

東京新聞「大衆食堂ランチ」21回目、三州屋銀座店。

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今日は、第三金曜日に東京新聞に連載の「大衆食堂ランチ」の掲載日だ。今回は「大衆割烹 三州屋 銀座店」。すでに東京新聞のサイトでご覧いただけます。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/gourmet/lunch/CK2014071802000186.html

この店は、2012年の『dancyu』6月号でも取材している。そのときは1000円の海老フライ定食だった。消費税増税で、1000円だった定食は1050円、900円だった定食は950円になっていた。それでも、ここの定食は、どれにしようかいつも迷うぐらい充実している。

今回この店にしたのは、このあいだからチト気になっていたことがあるからだ。そのことについては、2014/07/10「「東京風」の味って、どんなものか。」でふれているが、少し前に、新橋の魚金本店で飲食をしたとき、その味と盛りが、三州屋と共通するものがあるような気がした。

002とくに、多い盛りについては、それぞれの店のサービス精神と思っていたのでうっかりしていたが、大盛に特徴があった、いわゆる「江戸風」の名残りとしてみると、おもしろいのではないかと思ったのだ。

関東大震災後、「上方料理の東漸、大阪式の塩梅が、東京に浸潤して、所謂「江戸料理」を征服した形になった」といわれる。この上方料理もいろいろだが、庶民的レベルでは、そう簡単に征服されたわけではないだろう。東京の東側に多い、戦前の常盤花壇の流れである「ときわ食堂」系の食堂には、味も盛りも、魚金や三州屋と通じる感じが、けっこうある。そのことについては、あまり考えたことがなかった。

ま、それはとにかく、銀座は、いまや銀座外資本の企業やブランドの街と化した。それはそれは華やかに変身。「庶民の街」という感じだった雰囲気や味覚は、エアコン室外機の熱風を受けながら通る路地に静かに、だけど熱気をはらんで生きている。

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