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2015/04/15

平民美食、招牌料理。『みんなの大衆めし』中国語版が届いた。

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2015/01/12「『みんなの大衆めし』中国語版。」では、台湾で中国語に翻訳発行された瀬尾幸子さんとおれの共著『みんなの大衆めし』(小学館)について、台湾のリンク先を載せたが、本の現物が届いた。

日本語版より、ひとまわり大きく、なかなかよく仕上がっている。

奥付を見ると、今年の1月6日発行で、定価は280元。商周出版の出版のようだが、発行はちがう公司。企画選書、責任編集、版権(3名)、法律顧問、などが、それぞれ個人名が載っている。

商周出版で検索すると「城邦讀書花園」という書店らしきサイトに会社概要がある。
https://www.cite.com.tw/about?about=bus
商周出版はフェイスブックにもページがあった。
https://www.facebook.com/bwptw

タイトルが「日本大眾食堂讓人無法忘懷的招牌料理」で、サブタイトルなのかキャッチコピーなのか「深夜食堂裡的美味就從這裡來!」とある。

Webの日中機械翻訳によると。

「日本大眾食堂讓人無法忘懷的招牌料理」は「日本大衆食堂が人に忘れ去ることができないようにする看板は片づけます」となるが、「招牌料理」は看板料理、評判料理ということらしいから、「日本の大衆食堂の忘れられない看板料理」という感じか。

「深夜食堂裡的美味就從這裡來!」は、「深夜食堂内の美味はすぐこちらから来ます!」と。なんとなくワカル。

韓国や台湾では漫画やテレビドラマの「深夜食堂」が人気だそうで(そういえば、主題歌「思いで」の鈴木常吉さんも両国でライブをやっている)、その背景には、両国とも近年は日本と同じように開発や再開発で都市化がすすみ、古い街並みや食堂が消えていっていることもあって、古い食堂が懐かしがられ人気ということがあるようだ。

この本の翻訳出版は、台湾の日本熱プラスそうした事情によるものらしい。

訳者は、邱香凝さんという方だ。

表紙の「日本大眾食堂」の右肩には、「みんなの大衆めし」と日本文字が入っているが、これは日本ではヨコ文字がデザインとして使用されるのと同じ効果らしい。

本文の扉などを見ると、「大衆めし」は「平民美食」と訳されている個所が多い。なんだか、このほうがピッタリな感じがしないでもない。

瀬尾さんの肩書きは「料理研究家」で、これは日中とも同じ。

おれには、「知名美食専欄作家」という肩書がついているが、「専欄」の機械翻訳は「コラム」。プロフィールでは、「フリーライター」を「自由選稿人」と訳している。

こうやって見ていると、おもしろく、興味はつきない。

002目次のあと、本文に入る前に、「推薦序」という見開きページがあって、漢文でビッシリ。すごいなあ、全部漢字の文だ。こういう文に、日常接しているのかと、あらためて思う。これは、劉黎兒さんという方が書いているのだが、肩書きは、「日本文化観察家」。この文章は、ボチボチ解読してみよう。

「気どるな、力強くめしを食え!」は「別裝模作樣,用力吃飯就對了!」であり、これを機械翻訳すると、「もったいぶってはいけなくて、ちから一杯食事することはすぐ正しかったです!」なってしまう。

レイアウトもちろん、写真のトリミングも、日本語版とは違っていて、その違いを見ていると、いろいろおもしろい。が、いまは忙しいから、これもこれからボツボツ見ていこう。

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奥付には、ちゃんと日本の「Staff Credit」があって、全員の名がクレジットされている。

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