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2016/01/25

27日は北村早樹子『わたしのライオン』発売日。

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昨年の暮れのわめぞの忘年会で北村早樹子というミュージシャンに会った。詞と曲を作り歌う歌手だ。

かなり酔っぱらってから移動した席に彼女がいたのだけど、小柄で眼鏡をかけたカワイイ普通の会社員風な感じだった。とくに個性的ぶるでなく、見た目も、ごく普通なのだ。トシは30ぐらいで、バツイチとかで、おれはバツニなので、バツの話になりやすいのだが、そんな話をしているうちに、彼女はゼヒ聴いて欲しいと『わたしのライオン』をくれた。そして、おれは終電が早いため、彼女の手がにぎりたくなって、握手してわかれた。

いただいたアルバムは、まだ非売品で、パッケージはなく、2016年1月27日発売のニュースリリースと、収録の歌詞がついていた。帰りの電車で歌詞を見たら、けっこうヤバイ歌詞だ。穏やかでない歌詞。これはハードロックかパンクそれともヤサグレ歌謡の系統なのだろうかとおもった。それにしては彼女は普通な感じだった。

盤を聴いて、おどろいた。精子や生血を飲むようなキケンな歌詞を、ウンコもしない人間のような、そう、昔の子どもの童謡歌手が歌う童謡のような、懐かしくさえある心地よい曲と声で歌うのだ。酒疲れの肉体がもみほぐされるような感じに浸った。

しかし、なんとまあギャップの大きい、あるいは、包摂する世界の広い、かつ猥雑な世界観なんだろうか。

情報社会が繰り出すさまざまな「正しさ」やキレイゴトの呪縛から解き放たれる痛快感もある。とにかく、野暮だし、おもしろい。

夜中に目が覚めると、暗闇の中から、彼女の歌声が聴こえてくるようになった。ヤバイことだ。

ってわけで、子猫のように可愛いがライオンのように油断ならない北村さんと『わたしのライオン』を応援することにした。

わめぞの大将、古書現世の向井さんが編集する、北村早樹子さんのメルマガ「そんなに不幸が嫌かよ!」もおもしろい。申し込みは、こちら。
http://www.mag2.com/m/0001664038.html

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