« 「ダンゴムシ理論」やら「スキマ」やら。 | トップページ | 27日は北村早樹子『わたしのライオン』発売日。 »

2016/01/24

新年会と「スキマ」と「東京さがし」。

001

きのうは、三河島のママチキンで新年会だった。そもそもは昨年末に忘年会やりましょうと声をかけられたのだけど、日程調整をしていたら、きのうになった。なんでおれと新年会なのだとおもって聞いたら、もういつ死ぬかわからない、来年会えるかどうかわからないから会えるうちに飲んでおこうということだった。ま、お互い生きているのはグウゼンだからね。

おれより30歳下の柳瀬くんが最年長、彼から約10歳下の前田くんと退屈くん、それから10歳とは若くないが1990年ごろ生まれの山本さんと住本さんといの一番くん、という顔ぶれだった。

いの一番くんは、『とんかつDJアゲ太郎』の共著者の一人イーピャオだ。この漫画はまだ見てないんだが、前田くんが編集長の『カルチャーブロス』1号の「イーピャオ・小山ゆうじろうインタビュー」がおもしろくて、とんかつがらみでもあるし、記憶に残っていた。ついでながら、『カルチャーブロス』は売れ行き好調で、次号が出るそうだ。まずは、めでたし、としておこう。

いまさらだが、おれが1990年生まれと一緒に酒を飲んでいるのにおどろいた。しかし、今年に入って1990年ごろ生まれの20代の何人もと酒を飲んでいるのだな。もちろん同じトシのつもりはないが、そこまでトシの差があるとは意識することがなかったので、おどろいた。

トシの差がハッキリ出るのは、音楽やタレントやアイドルの話になったときだ。これは、うちにテレビがないこともあるが、やはり流行や消長が激しいということもある、ほとんど話についていけない。

18時ごろから22時ごろまで、ママチキンの韓国フライドチキンはもちろん、料理をタップリ食べ、ここで造る生マッコリをタップリ飲んだ。やはり、人数が多いし、若者はよく食べるから、品数も多く注文できる。大人数でないと頼めないものもあった。いままで食べたことがない韓国料理も食べられた。みんながうまいうまいと豪快に食べまくった。やはりママさんの料理はうまい。ママさんも上機嫌だった。

話はいろいろだったが、おれと退屈くんが同郷の新潟のほか出身地がみなちがった。いの一番くんと柳瀬くんは東京だが、都内北区と大島だから、どちらもローカリティ豊かであり、かなりちがう。ほかは福岡、沖縄、大阪といったぐあい。近々いまの会社を辞める人あり、会社で抗争中の人あり、二足のわらじの人あり、ふっついたり別れたり、生活もさまざまだ。たった7人でも、ずいぶんちがう。ちがいながら、何か交差しているのだ。

きのうのエントリーで「スキマ」や「川の東京学」にふれたが、おもしろいことがあった。

いの一番くんが編集・発行のフリーペーパーをもらって、タイトルを見たら「おてもと」で、そこにそって、「町ゆけばスキマ・スキマになぜかある!!」というフレレーズが流れている。おお、やっぱり「スキマ」じゃないか。

住本さんが参加している『At』というフリーペーパーもいただいた。こちらは「早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論At編集部」が発行している。一冊丸ごと「東京さがし」という特集。

002

003

「東京、TOKYO、トーキョー。場所によって表記も違えば、それを読む人によって発音も違う。そんなバラバラなイメージが集まって、1つの街を形作っている。だからこそ、ふとしたときに「東京って何だろう」と考えることが面白くなる。探せば探しただけ、必ず新しい顔が見つかるのだから」

「川の東京学」も一つの「東京探し」だ。

どちらのフリーペーパーも、東京が舞台で、「上京」や「故郷」が関係する。そして「東京」という大きな一つのイメージではなく「スキマ」に東京を探る。

なかなかおもしろい。

東京をさまざまな顔やイメージの集合と見るのは、しごく当然のことだろう。しかし、どちらも、東京低地は視野に入っていないようだ。編集に関わっている人が、東京台地側を生活基盤にしている人が多いのかもしれない。若さの特徴かもしれないが、たいがいショッピングから街を体験し、街に対するイメージを持つ構造があるようだ。それもあって、台地側に偏りがちになるとも考えられる。ショッピングのために低地側に足を運ぶということは、ほとんどないだろうから。

とにかく、「スキマ」と「東京さがし」は、これからまだまだおもしろいことになるとおもう。これらは、ダンゴムシ的テーマといえるか。

ま、よく食べ、よく飲み、よく話す、じつに自然体で闊達で愉しい新年会だった。こういうワカモノに声をかけられて飲むのは、なかなか刺激的でもある。これで一日ぐらいは寿命がのびたか。

当ブログ関連
2014/08/26
ジェントリーフィケーション三河島のマッコリ醸造場で。

|

« 「ダンゴムシ理論」やら「スキマ」やら。 | トップページ | 27日は北村早樹子『わたしのライオン』発売日。 »